中国と米国の若者が語る未来 CGTN『The Power of Youth+』 video poster
中国と米国の若者が、卒業を前に自分たちの未来や社会への責任について率直に語り合う番組が登場しています。CGTNのシリーズ『The Power of Youth+』では、タルサ大学の学生3人と司会者のYang Xinmeng氏が、急速に変化する世界をどう生きるのかをテーマに、本音のクロスカルチャー対話を行いました。
キャンパスから世界へ──番組の概要
今回取り上げられたエピソードのタイトルは『From Campus to the world: Big questions, young minds, real talk』です。卒業シーズンを控えたタイミングで、教室の外に広がる現実と向き合い始めた若者たちが、自分たちの将来像や不安、そして希望を言葉にしました。
番組には、米国のタルサ大学から3人の学生がゲストとして参加し、中国からはCGTNの若いホストであるYang Xinmeng氏が進行役を務めました。異なるバックグラウンドを持つ参加者が、同じテーブルを囲んで「どんな大人になりたいのか」「社会にどう関わっていくのか」といった問いを共有した点が特徴です。
若者が向き合う「未来」と「責任」
エピソードの中心にあるのは、卒業後の進路選択だけではありません。若者たちは、次のようなテーマについても率直に意見を交わしました。
- 仕事と「やりがい」をどう両立させるか
- 気候変動や格差など、地球規模の課題に自分はどう関われるのか
- 家族や周囲からの期待と、自分自身の価値観をどう調整するか
「若い世代には、新しいテクノロジーや価値観を柔軟に受け入れる力がある一方で、その変化の速さに疲れてしまうこともある」。番組の議論からは、そんな揺れる感情がにじみ出ています。
キャリアだけでなく「どう生きるか」を問う
学生たちは、自分の専門やキャリアパスを語るだけでなく、「自分の選択が他者や社会にどんな影響を与えるのか」という視点にも言及しています。単に安定した職に就くかどうかではなく、「自分の仕事を通じて、どんなつながりを生み出せるのか」が重要になっていることがうかがえます。
不確実な時代をどう受け止めるか
世界情勢や経済、テクノロジーが大きく揺れ動く2025年、将来の計画を立てることは簡単ではありません。番組では、不確実性そのものを前提にしながら、「だからこそ柔軟であり続けたい」「学び続ける姿勢を持ちたい」といった前向きなメッセージも共有されました。
「理解」と「つながり」をめぐるクロスカルチャー対話
このエピソードのもう一つの柱が、中国と米国という異なる社会で育った人同士が、どう理解し合い、つながりを築いていけるかというテーマです。国や文化の違いはあっても、将来への不安や、自分の居場所を探す気持ちは共通していることが、会話の中から浮かび上がりました。
参加者たちは、自分の国のイメージや、ニュースを通じて抱いていた印象が、実際に顔を合わせて話すことで変わっていくプロセスにも触れています。相手を「国籍」で見るのではなく、一人の人として向き合うことの大切さが、静かに語られていました。
なぜ今、このような対話が注目されるのか
国際ニュースが日々伝えられる中で、国家間の対立や緊張が強調されることも少なくありません。そうした中で、若者同士が日常や将来について落ち着いて語り合う場は、情報のノイズを減らし、互いの社会をより立体的に理解するきっかけになります。
特に、卒業という人生の節目を前にした対話は、「これからの10年をどう生きるか」という普遍的な問いを投げかけます。番組は、一つの答えを示すのではなく、視聴者に「自分ならどう考えるか」を静かに問いかけているように見えます。
日本の読者へのヒント──自分の「問い」を言葉にしてみる
日本でも、進学や就職、転職などの節目で、自分の未来について悩む人は多いはずです。今回の対話からは、次のような小さなヒントが読み取れます。
- 一人で抱え込まず、友人や家族、異なる背景を持つ人と率直に話してみる
- 正解を探すより、自分の価値観や優先したいことを言葉にしてみる
- ニュースや国際情勢を見るとき、一つの視点だけでなく、そこで暮らす人々の声にも耳を澄ませる
中国と米国の若者たちが交わした対話は、国境を越えた大きな物語であると同時に、私たち一人ひとりの身近な悩みや選択にもつながっています。キャンパスから世界へと視野を広げるこの試みは、2025年を生きる私たちに、「あなた自身の大きな問いは何ですか」と問いかけているのかもしれません。
Reference(s):
Watch: From Campus to the world: Big questions, young minds, real talk
cgtn.com








