大阪・万博中国館で日中文化対話 唐の建築美をデジタル体験 video poster
大阪・関西万博の中国館で「時を超える日中文化対話」
2025年、大阪で開催中の国際博覧会「大阪・関西万博」の中国館で、中国と日本の文化交流をテーマにした対話イベントが行われています。会場では、中国美学をどのように世界へ伝えていくか、そして日中文化交流をどう深めるかが、分かりやすい日本語で議論されています。
テーマは中国美学のグローバルな発信
今回の対話の大きな柱は、中国の美学や建築文化を国境を越えてどのように表現し、共有していくかという点です。建築や文化研究の分野で活動する中国と日本の専門家が登壇し、それぞれの経験を踏まえて意見を交わしています。
- 日中の文化協力と交流をどのように広げるか
- 古代中国の建築が現代のデザインに与える影響
- デジタル技術を使った新しい展示・発信の可能性
日中の専門家が語る「協働」のかたち
登壇者には、京都大学の客員教授でキュレーターとしても知られる長谷川祐子氏、大阪市立美術館の学芸員である内藤栄氏、中国の建築家・王一武氏など、日中の建築・美術の現場をよく知る専門家が名を連ねています。彼らは、歴史や美術の知見を持ち寄りながら、今後の日中文化協力のあり方について幅広く語っています。
唐代建築をデジタルで体感するインタラクティブ展示
この対話イベントは、CGTNが企画するアート企画の一環として行われており、会場では唐代建築の世界をデジタルで体感できるインタラクティブ展示も公開されています。
展示の中心となっているのは、唐代(618〜907年)に建てられた木造建築の数々です。古代中国建築の黄金期とされるこの時代の建物は、緻密な構造と柔らかな曲線を合わせ持ち、世界の建築史に大きな影響を与えたとされています。デジタル技術を用いた映像やインタラクティブな演出によって、来場者は当時の建築空間に没入しながら、その美しさや技術の高さを体感できます。
こうした試みは、現地を訪れることが難しい人に対しても、中国の伝統建築と美学に触れる新しい窓を開くものになっています。
日本語版「Tang Architecture: Building Timeless Glory」が示す意味
イベントでは、CGTNアートシリーズ第3シーズンとなる「Tang Architecture: Building Timeless Glory」の日本語版も発表されています。このシリーズは、唐代建築の魅力や背景を多角的に紹介するもので、日本語版の公開によって、日本語話者が自分の言語で中国建築や中国文化にアクセスしやすくなることが期待されています。
日本語で丁寧に解説されたコンテンツが増えることで、中国文化に関心を持つ学生や研究者だけでなく、一般の視聴者も、歴史・建築・デザインを横断して学ぶきっかけを得られそうです。
「読みやすい中国文化ニュース」としての意義
今回のような日中の文化対話とデジタル展示は、政治や経済とは違うレベルで相互理解を深める試みとして注目されています。建築や芸術という具体的なテーマを通じて、互いの価値観や美意識を知ることができるからです。
大阪から発信される中国建築と美学の物語は、日本語で国際ニュースを追いかける読者にとって、「読みやすいのに考えさせられる」中国文化ニュースの一つと言えるでしょう。中国と日本、そして世界をつなぐ文化交流のかたちを考えるきっかけとして、今後の展開にも注目が集まりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








