中国浙江省・東湖「九龍戲珠」の物語と景色を日本語で読む video poster
九つの川がつくる、中国東部の湖「東湖」
中国東部の浙江省・平湖市にある東湖(Donghu)は、九つの川が合流して生まれた湖です。古くから水運とともに育まれてきたこの湖は、いまも周辺の街と人びとの暮らしを静かに支えています。
国際ニュースや中国の地域を日本語で知りたい読者にとって、東湖は地図の上の小さなスポット以上の意味を持ちます。水系が都市や人々の暮らしをどのようにつないでいるのかを考えるきっかけになるからです。
古名は「九龍港」――九匹の龍が珠でたわむれる景色
東湖は、かつて上空から見ると九匹の龍が一つの珠で遊んでいるように見えたことから、古くは九龍港と呼ばれてきました。中国語では九龍戲珠(Jiulong Xizhu)という表現で語られます。
龍は、中国を含む東アジアの文化で吉兆や力強さの象徴とされてきました。その龍が九匹集まり、一つの珠のまわりで舞うイメージは、豊かさや調和、そして水の恵みが集中する場所としての東湖の姿を重ね合わせているとも考えられます。
湖のまわりに広がる景観と見どころ
東湖の周辺には、美しい景観と数多くの名所があるとされています。湖面に映る空と街の輪郭、川から流れ込む水のゆるやかな動きは、写真や動画越しでも伝わる静かな魅力があります。
- 湖畔を歩きながら、水辺の風や音を感じられる散策ルート
- 水面越しに街並みを一望できるビューポイント
- 季節ごとに表情を変える樹木や花々
こうした要素が重なり合い、東湖は地域の人びとにとっての日常の憩いの場であると同時に、訪れる人にとっては旅のハイライトにもなり得る場所です。
ライブ配信で「現地」をのぞくという楽しみ方
最近は、現地に足を運ばなくても、オンラインのライブ配信や動画で各地の景色を楽しむスタイルが広がっています。東湖もまた、そのようなライブ映像を通じて紹介される場所の一つです。
スマートフォンの画面越しに、水面を渡る光や、九つの川がつながる湖の広がりを眺めていると、地理の教科書に出てくる地名が、具体的な風景として立ち上がってきます。移動の制約がある人にとっても、こうしたオンラインの旅は、世界のどこかで流れている時間にそっと触れる手段になっています。
東湖から考える、水と都市の関係
九つの川が合流して生まれた東湖は、水と都市との関わり方を考えるヒントも与えてくれます。川はもともと、物流や交流のルートとして街の発展を支えてきました。その川が一つの湖に注ぎ込み、周りに景観と名所が形づくられている構図は、水辺が単なるインフラではなく、文化や暮らしの舞台でもあることを示しています。
日本でも、川沿いの再開発や水辺の活用が進むなかで、中国東部の東湖のような場所を知ることは、アジアの他地域が水とどう向き合っているのかを考える材料になります。国境を越えて共通するテーマを見つけていくことは、国際ニュースを読むうえでも、ささやかな視野の広がりにつながります。
画面の向こうの湖を、自分の物差しで眺める
2025年のいま、私たちは地図アプリや動画、ライブ配信を通じて、世界の湖や街を日常的にのぞき見ることができるようになりました。中国東部・浙江省の東湖も、その一つとしてタイムラインに流れてくるかもしれません。
九つの川がつくる湖、九龍戲珠という物語、美しい景色と名所――。その断片的な情報を、自分なりに組み合わせながら眺めてみると、一つの風景が少しずつ立体的になっていきます。ニュースやオンラインコンテンツをきっかけに、知らない土地との距離をどう縮めていくか。それを考えてみること自体が、現代の私たちにとっての小さな旅なのかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








