世界を1日で歩く?SCO首脳会議の開催地・天津「五大道」を歩く video poster
2025年のSCO首脳会議の開催地となる中国・天津が、いま国際ニュースの舞台と観光地として同時に注目を集めています。なかでも、かつて外国租界が集中していた「五大道」は、中国と西洋の文化が混ざり合う街並みがSNSで話題のエリアです。
天津が「1日で世界を歩ける」理由
中国・天津には、近代以降、多くの国の建物や文化が入り込みました。その象徴が市中心部の五大道で、海外からの旅行者が「中国内陸部で最も訪れたい観光地」の一つと評価するエリアでもあります。短い散策のあいだに、さまざまな国の雰囲気を感じられることから、「1日で世界を歩くようだ」とも言われています。
2025年SCO首脳会議で世界の視線が集まる天津
2025年、天津はSCO首脳会議(上海協力機構サミット)の開催地となり、世界各国から政治・経済の要人が集まります。国際会議のホスト都市としての顔と、外国文化と中国文化が折り重なった観光都市としての顔。その二つの表情が、今年の天津をより立体的に見せています。
特に五大道は、中国本土のなかでも多様な文化が共存するエリアとして知られてきました。外国人居留地として整備された街路と、中国の生活が息づく裏通り。このコントラストが、都市の歴史と現在を同時に感じさせてくれます。
CGTNのライブ企画:天津で「世界一周」
こうした天津の魅力を、より立体的に伝えようとしているのが、CGTNのライブ企画です。記者のLi Yiqingさんが、天津大学に所属するSarfraz Muhammadさんを案内役に迎え、五大道周辺を歩きながら街の歴史と現在を紹介します。
二人が歩くのは、いまSNSで特に人気の高いスポットばかりです。歴史的な建物が立ち並ぶ通りや、現代的な街並みが同じ空間に共存する風景など、思わず写真に収めたくなるシーンが次々に登場します。ライブ配信を通じて、視聴者もその場を一緒に歩いているような感覚を味わえる構成です。
古い写真と現在の景色を重ねて歩く
今回の企画のもう一つの特徴は、「過去」と「現在」を視覚的に重ねる試みです。Li記者とSarfrazさんは、天津の百年近い都市の歩みを記録した古い写真を手に、同じ場所をいま訪ね歩きます。
画面には、かつての五大道の姿と、2025年現在の景色が並べて映し出されます。ほとんど変わっていない建物もあれば、周囲の雰囲気が大きく変わった場所もあります。視聴者は、街の時間の流れや、異なる文化がどのように受け継がれてきたのかを、視覚的に追体験することができます。
SNS世代に響く「都市を見る新しい目線」
このライブ散歩企画は、単なる観光案内にとどまりません。人気の撮影スポットを巡りながらも、「なぜこの街並みになったのか」「ここにはどんな歴史が重なっているのか」という問いを、自然と視聴者に投げかけています。
スマートフォンで地図や写真を見ながら旅先を選ぶことが当たり前になったいま、都市を「映えるかどうか」だけでなく、「どんな物語を背負っているのか」という視点で見てみる。そのきっかけとして、天津の五大道は分かりやすい教材のような存在だと言えます。
天津から見える、都市と歴史の付き合い方
SCO首脳会議のホスト都市として世界の視線を集める天津は、同時に、自らの歴史を抱えながら現代都市として成長を続ける姿も見せています。外国文化と中国文化が交差してきた五大道を歩くことは、グローバル化した都市の在り方を考える小さな「フィールドワーク」にもなります。
2025年のいま、国際ニュースの舞台裏にある街の表情に目を向けてみることは、世界の動きをもう一段深く理解するヒントになるかもしれません。天津の一日世界散歩を通じて、自分が暮らす街の歴史や景観についても、改めて考えてみたくなるはずです。
Reference(s):
cgtn.com








