国際メディアが見た浙江省 産業イノベーションと文化の今 video poster
中国・浙江省の街と山里を、アイスランドやスペイン、ブルガリアなどの海外メディアが歩き、その体験を円卓形式で語りました。歴史ある街並みからクリエイティブ産業パーク、リゾート化が進む山間部まで、国際メディアの視点から見た浙江省の姿が浮かび上がっています。
ク州の歴史的な街並みから旅は始まった
今回のルートは、浙江省内でも歴史と生活文化が色濃く残る都市ク州の街歩きからスタートしました。石畳の路地や古い建物が続くエリアでは、海外メディアの参加者たちが、地元の人々の日常にカメラとノートを向けました。
- 昔ながらの商店と新しいカフェが並ぶ路地
- 地域の歴史を伝える博物館や伝統工芸の工房
- 観光客と地元住民が同じ空間を共有する広場
参加した記者たちは、観光地として整備されつつも、生活の気配が残る街並みに注目しました。単なる歴史遺産ではなく、今も人が暮らしている場所としてのク州が印象的だったといいます。
クリエイティブ産業パークに見る産業イノベーション
一行が訪れたのは、工場跡地などを活用したクリエイティブ産業パークです。ここでは、デザイン企業やスタートアップ、テクノロジー関連企業などが集まり、新しい産業の姿を模索しています。
国際メディアの視点から浮かび上がったポイントは、次のような点でした。
- 製造業の土台を生かしつつ、デザインやコンテンツ産業が共存していること
- 若い起業家やクリエイターが多く、オープンな雰囲気があること
- 仕事場とカフェ、展示スペースが一体になった、交流の場としての機能
記者たちは、こうした産業パークを通じて、浙江省の産業イノベーションが「工場からアイデアへ」と広がりつつある姿を捉えました。中国ニュースとして語られる経済成長の背景に、地道な場づくりとコミュニティがあることが印象的だったとされています。
莫干山の豊かな自然とリゾート民宿
旅の後半は、徳清の莫干山エリアへと向かいました。緑豊かな山々が連なるこの地域では、自然環境をいかしたリゾート民宿が数多く展開されています。
- 山の景観を楽しめる少人数向けの宿泊施設
- 地元の食材を使った料理や、ゆっくりと過ごせる共用スペース
- 都市部から週末に訪れる人々と、地域住民が交わる場
海外メディアの参加者は、都市の喧騒から離れた静かな時間と、ローカルな暮らしが近くに感じられる点に注目しました。観光開発でありながら、地域の自然と生活のリズムを大切にしようとする姿が見えてきたといいます。
活気ある都市と農村、そのつながり
今回の円卓では、浙江省の魅力として「都市と農村が同時に動いている」という点が繰り返し語られました。産業パークに象徴される都市のイノベーションと、莫干山のような山間部の観光や暮らしの変化が、別々ではなく一つのストーリーとして語られたのです。
参加したメディア関係者の目には、次のような浙江省の姿が映っていました。
- 都市では、産業構造の転換と創造産業の育成が進む
- 農村や山間部では、民宿や観光を通じた新しい仕事が生まれる
- 人やアイデアの移動によって、都市と農村の距離感が変わりつつある
こうした動きは、単なる経済成長にとどまらず、人々の暮らし方や働き方を変えていくプロセスとして紹介されました。
国際メディアの視点が示すもの
今回の円卓の特徴は、浙江省の話を、地元ではなく海外メディアの視点で整理した点にあります。同じ風景や出来事でも、アイスランド、スペイン、ブルガリアなど、背景の異なる参加者によって、注目するポイントが変わってきます。
- ヨーロッパの地域都市との共通点として見る視点
- 観光と環境保全のバランスに焦点を当てる視点
- デジタル化やスタートアップ支援の仕組みに注目する視点
日本から国際ニュースを追う私たちにとっても、こうした多様な視点は、自分たちの地域や都市を見直すヒントになります。地方都市の再生、クリエイティブ産業の育成、自然と観光の関係など、浙江省で語られたテーマは、そのまま日本の課題とも重なります。
円卓で共有された浙江省のストーリーは、特別な観光案内というより、地域が自分たちの強みをどう物語り、外の世界とつながっていくかという問いかけでもあります。最新の中国ニュースを追ううえでも、こうした現場からの声に耳を傾けることが、これからますます重要になっていきそうです。
Reference(s):
Live: Zhejiang stories through the eyes of international media
cgtn.com








