中国・浙江省の明湖 水と緑が調和する都市型ウェットランドをライブ映像で video poster
リード:中国東部・浙江省の明湖(Minghu Lake)が、水面と広い緑地が一体となった景観として、ライブ映像を通じて世界に紹介されています。都市の中で自然と共生する場づくりという観点から、その特徴と背景を見ていきます。
中国・浙江省ピンフ市に広がる明湖とは
明湖は、中国東部の浙江省ピンフ市に位置する湖で、水面は11万8,200平方メートル、周囲の緑地は16万4,400平方メートルに及びます。広大な水辺と緑が隣り合うことで、都市の中に開放的な空間が生まれています。
湖の周辺では、水系(川や水路)、樹木や芝生などの緑地、建物がバランスよく配置されており、景観全体がひとつの公園のように感じられる構成になっています。
湖・島・橋・景観施設が織りなす立体的な風景
明湖の特徴は、湖面だけでなく、点在する島々やそれらを結ぶ橋、さらに各所に設けられた景観用の設備が一体となってデザインされている点です。水と陸が細かく入り組むことで、見る場所によって表情が変わる立体的な風景が生まれています。
こうした構成は、伝統的な水郷の雰囲気と、現代的な都市景観を同時に感じさせます。水面に映る建築や樹木、橋のシルエットが重なり合い、落ち着いた水辺の風景が広がっています。
湿地のエコロジーと田園風景が自然に融合
明湖周辺は、湿地の生態系を生かした独自の景観がつくられているとされています。水辺に植えられた植物や、水をため込む地形などが組み合わさることで、環境に配慮したウェットランド(湿地)型の景観になっています。
同時に、この地域にもともとある水郷の牧歌的な雰囲気が、現代的な公園づくりと違和感なく溶け合っています。人工物と自然が対立するのではなく、互いを引き立て合う構成が意識されている点が印象的です。
ライブ映像が伝える、現地のいま
国際メディアのCGTNは、明湖の風景をライブ配信で世界の視聴者に伝えています。映像を通じて、水面の広がりや周囲の緑地、島々と橋が織りなす景観の流れが、リアルタイムで共有されています。
現地を訪れなくても、オンラインのライブ映像を通じて遠くの景観やまちの空気感を感じられることは、近年広がる新しい「旅」のかたちともいえます。日本語で国際ニュースや海外の都市づくりを追いかけながら風景を眺めることは、世界との距離感を縮める一つの方法です。
都市の水辺と緑地が果たす役割
世界の多くの都市では、暑さ対策や環境保全、市民の健康づくりの観点から、水辺と緑地を組み合わせた空間づくりが重視されつつあります。湖や湿地は、気温を和らげたり、生き物のすみかになったりするだけでなく、住民が心身をリセットできる場所にもなります。
明湖のように、水系と緑地、建築を一体的にデザインする取り組みは、都市が自然とどう向き合うかという問いに対する一つの答えともいえます。水、緑、街が無理なくつながる景観は、暮らしの質を高める基盤にもなっていきます。
明湖から考える、これからのまちづくり
日本でも、河川や海辺、人工の池などを生かしたまちづくりが各地で模索されています。中国東部の明湖の事例は、水と緑、建築をどのようなバランスで共存させていくかを考えるうえで、参考になる点が多いといえるでしょう。
オンラインで海外の景観に触れながら、自分の暮らす地域の川や池、公園のあり方をあらためて見つめ直してみることも、新しい国際ニュースの読み方の一つです。明湖の映像は、単なる観光地の紹介にとどまらず、これからの都市と自然の関係を考えるヒントとして受け取ることができそうです。
Reference(s):
cgtn.com








