南昌の名所・滕王閣 1300年の歴史と建築美を歩く video poster
中国・江西省南昌市のガン江(Ganjiang River)東岸に立つ「滕王閣」は、1300年以上の歴史を持つ名所です。江南三大名楼(Three Great Towers of Southern China)の一つとされるこの楼閣は、戦乱や自然災害で幾度も傷つきながら、そのたびに再建され、現在も壮麗な姿を見せています。本記事では、日本語で読める国際ニュースとして、滕王閣の歴史と建築の魅力をコンパクトに整理します。
ガン江東岸にそびえる「江南三大名楼」の一つ
滕王閣は、江西省の省都・南昌市を流れるガン江の東岸に位置し、水辺の風景とともに語られてきました。川面を見下ろす楼閣のシルエットは、南方の都市景観を象徴する存在であり、「江南三大名楼」の一つとして、長く親しまれてきたとされています。
現在も、歴史ある建物として国内外の人々の関心を集めており、画面越しにその姿を伝えるライブ企画などを通じて、遠く離れた場所からでも雰囲気を味わえるようになっています。
1300年以上続く「壊れてはよみがえる」物語
滕王閣の歴史は1300年以上前までさかのぼるとされます。その長い時間の中で、戦争や自然災害によって何度も損傷し、姿を消した時期もありました。それでも人々は楼閣をあきらめず、再び建て直してきました。
そうした繰り返しの中で、滕王閣は単なる建物ではなく、「失われても復元し、歴史をつなごうとする意志」を象徴する存在として語られてきました。壊れてはよみがえるという歩みは、都市の記憶とともに受け継がれていると言えます。
- 約1300年以上の歴史を持つとされる楼閣
- 戦乱や自然災害でたびたび被害を受ける
- そのたびに再建され、壮麗さを取り戻してきた
雲と舞うような屋根 古代の職人技を伝える建築
滕王閣の魅力は、歴史だけではありません。建物そのものも、古代の職人技と美意識を伝える「立体的な芸術作品」です。
特に、空に向かって反り上がるような屋根の軒先は印象的で、雲と一緒に舞い上がっていくかのような軽やかさがあります。軒や柱には細やかな装飾や彫刻が施されており、その一つ一つが、古代の建築技術と美意識の高さを物語っています。
こうした意匠は、「古代中国の職人技の優雅さ」を表すものとして評価されており、現代の私たちが見ても、思わず立ち止まって眺めたくなる要素に満ちています。
デジタル時代に広がる「ゆっくり眺める」体験
2025年の今、滕王閣のような歴史建築は、現地を訪れる人だけのものではなくなりつつあります。ライブ配信企画『Live: Lingering at Nanchang's Pavilion of Prince Teng – Ep.2』のように、画面越しにその空間を「ゆっくり味わう」試みが広がっています。
スマートフォン一つで、ガン江のほとりに立つ楼閣の姿や、屋根の反り返り、細やかな彫刻の陰影を追体験できるようになったことで、遠くにいる私たちも、歴史ある景色に自分のペースで浸ることができます。
忙しい日常の合間に、1300年の時間をくぐり抜けてきた楼閣の姿を眺めてみると、都市の景色や自分自身の時間の感覚が、少し違って見えてくるかもしれません。
国際ニュースとしての文化遺産を見る視点
滕王閣は、一つの観光地であると同時に、長い歴史と記憶を背負った文化遺産です。戦乱や自然災害に揺さぶられながらも、そのつど再建されてきた歩みは、「歴史をどう守り、次の世代に渡していくか」という、世界共通の問いにもつながります。
日本語で読める国際ニュースとしてこうした場所に触れることは、単なる「海外の名所紹介」を超え、歴史との付き合い方や、建物に託された人々の思いを考えるきっかけにもなります。南昌の滕王閣は、その一つの入口と言えるでしょう。
Reference(s):
Live: Lingering at Nanchang's Pavilion of Prince Teng – Ep.2
cgtn.com








