スポーツでつながる世界 北京体育大学から見える国際交流のいま video poster
スポーツは、言葉が通じない相手とも一瞬で分かり合える「共通言語」になりつつあります。国際メディアCGTNの番組 Youth Plus – Campus Season は、北京体育大学を舞台に、スポーツを通じて世界がどのようにつながっているのかを描きました。
北京体育大学を舞台にした国際番組
2025年8月29日午後8時(北京時間)に放送された Youth Plus University Season の一編では、中国・北京の北京体育大学に通う留学生たちの日常にカメラが入りました。CGTNの若者向け番組で司会を務めるメルナさんがキャンパスを訪れ、スポーツが「競技」以上の意味を持ち始めている現場を紹介します。
番組が伝えるのは、単なる大学紹介ではありません。グローバルに人や情報が行き交うなかで、スポーツが文化や言語、バックグラウンドの違いを越える架け橋になっているという現実です。
スポーツは「最も直接的なコミュニケーション」
番組の中心にあるテーマは、「なぜスポーツは、人々の出身地に関わらず、最も直接的なコミュニケーション手段になり得るのか」という問いです。フィールドやコートに立てば、複雑な言葉を交わさなくても、パスや視線、動きだけで気持ちや意図を伝えることができます。
- 共通のルールがあるため、国が違ってもすぐに一緒にプレーできる
- チームスポーツでは、自然と相手を尊重し、協力する姿勢が求められる
- 勝つ喜びや負ける悔しさといった感情を共有することで、距離が一気に縮まる
北京体育大学のグラウンドでも、さまざまな国や地域から集まった若者たちが、母語や習慣の違いを越えて交流する姿が映し出されます。
勝敗を超えた「生き方」としてのスポーツ
この番組が強調するのは、現代のスポーツが「強さ」や「技術」だけでは語りきれないという点です。トレーニングの裏側には、栄養学やコンディショニング、けがの予防、睡眠やメンタルケアなど、生活全体を見直す学びが広がっています。
番組では、スポーツを学ぶことが次のような力につながると紹介されます。
- 自分の身体の状態を知り、無理なくパフォーマンスを高める知識
- 長期的に健康でいるための食事や生活習慣のデザイン
- けがをしたときに、どのように回復し、再び前を向くかという心の持ち方
勝ち負けの結果だけでなく、「どう生きるか」「どう働くか」といったライフスタイルまで含めて考えるのが、今のスポーツ教育なのだと伝えています。
中国でスポーツを学ぶことを選んだ留学生たち
番組には、中国でスポーツを学ぶことを選んだ留学生たちが登場し、それぞれのストーリーを語ります。ある学生は、幼いころから憧れていた競技を本格的に学ぶ場として中国を選んだと話し、別の学生は、急速に発展するスポーツ産業に魅力を感じたと説明します。
共通しているのは、「スポーツが自分の人生を変えた」という実感です。競技を通じて自信を得たり、チームメイトとの出会いから異文化への理解が深まったり。北京体育大学での日々は、単に技術を磨くだけでなく、自分の将来像を描き直す時間にもなっているといいます。
スポーツが開く、次のつながり方
Youth Plus – Campus Season の北京体育大学編は、スポーツが国境を越える「共通言語」として機能する様子を、具体的な日常の断片から伝えました。そこから見えてくるのは、スポーツが国際関係や社会のあり方を考えるうえでも、重要なヒントを与えてくれる存在だということです。
グローバルな時代に生きる私たちにとって、「スポーツをする」「スポーツを見る」ことは、単なる娯楽ではなく、世界とつながるひとつの方法になりつつあります。北京のキャンパスで交わされるパスやハイタッチのひとつひとつは、異なる背景を持つ若者たちが互いを理解しようとする、小さな実験でもあるのかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








