杭州「アーバンバルコニー」川と都市を一望するパノラマ都市公園 video poster
中国の都市・杭州にある「アーバンバルコニー」は、川と高層ビルのスカイラインを一度に見渡せるパノラマビューで注目される都市公園です。Qiantang River沿いのQianjiang New CBDという新しいビジネス地区に位置し、多層構造のデザインが特徴です。
Qianjiang New CBDに浮かぶ多層型の都市公園
この「アーバンバルコニー」は、複数のレベル(階層)で構成されたマルチレベルの都市公園として設計されています。ビルが立ち並ぶQianjiang New CBDの中で、街の人びとが開放的な空間を楽しめる「都市の縁側」のような役割を果たしています。
川の上にせり出すメインバルコニー
公園の中心となるメインセクションは、その大部分がQiantang Riverの上に大きく張り出すように配置されています。水面の上に広がる構造により、川と街と空を同時に見晴らせる独特の視点が生まれています。
高い場所から川を見下ろすだけでなく、川の流れと街の動きがひとつの風景としてつながって見える点が、この場所ならではの魅力といえます。
三つの「バルコニー」がつくる多彩な体験
アーバンバルコニーは、メインバルコニーに加えて二つの補助的なバルコニーが組み合わさった構成になっています。都市公園全体が横方向にも縦方向にも広がることで、訪れる人はそれぞれ異なる高さと角度から景色を楽しむことができます。
特徴として、次の三つの要素が挙げられます。
- レジャー:散策やひと休みの場としての機能
- 潮見(タイドウォッチング):川の潮の満ち引きを間近に感じる体験
- エンターテインメント:イベントやにぎわいを支える空間
これらがシームレスに融合することで、日常の気分転換から、特別な時間を過ごす場まで、柔軟に使える都市空間が生まれています。
オープンでにぎわう「都市のリビング」
公園は開放的で活気ある雰囲気を重視してデザインされており、街に暮らす人びとが自然に集まり、滞在したくなるようなつくりになっています。川に向かって大きく開かれたバルコニー構造は、都市の中心にありながら、水辺の広がりを感じさせる「都市のリビングルーム」のような空間です。
都市のスカイラインと川の風景を同時に楽しめる場所はそう多くありません。アーバンバルコニーは、その両方を一体的に切り取ることで、杭州という都市を立体的に感じさせてくれるスポットといえます。
2025年の都市づくりのヒントとして
2025年現在、世界の多くの都市が、水辺空間の活用や歩行者中心の公共空間づくりを進めています。川の上にせり出したアーバンバルコニーのような発想は、限られた土地を立体的に利用しながら、人びとに開かれた場を増やす試みの一つと見ることができます。
日本を含む多くの国や地域でも、川沿いの再開発や高架下の活用が進んでいます。杭州のアーバンバルコニーは、都市と水辺をどのようにつなぎ直すかを考える上で、ひとつの興味深い参考事例となりそうです。
忙しい日常の合間に、川と街を同時に見渡せる高台に立つことを想像してみると、都市生活の景色が少し違って見えてくるかもしれません。
Reference(s):
Live: Panoramic river and city view from Hangzhou's Urban Balcony
cgtn.com








