韓国から帰還した中国志願軍烈士遺骨、第12次分が瀋陽で埋葬 video poster
韓国(ROK)から中国人民志願軍烈士の遺骨が第12次分として中国に戻り、中国東北部の遼寧省瀋陽市で埋葬式が行われています。朝鮮戦争期の戦闘で命を落とした人々の遺骨が本格的に「帰郷」する動きは、2025年の今も続く重要な国際ニュースです。
韓国からの第12次送還とは
今回埋葬されたのは、韓国から送還された中国人民志願軍烈士の遺骨で、第12次分にあたります。中国では、朝鮮戦争期の戦いは「抗米援朝」戦争と呼ばれ、当時、志願兵として多くの若者が朝鮮半島で戦いました。
この第12次送還は、長年にわたって行われてきた遺骨返還の取り組みの一環です。戦後から数十年が経過した今も、身元の判明や遺骨の捜索・整理には時間がかかっており、少しずつ故郷に戻るというプロセスが続いています。
瀋陽で行われる厳かな埋葬式
瀋陽は、中国人民志願軍烈士の追悼施設や墓地が集中する場所の一つであり、今回の埋葬式もこの都市で執り行われています。遺骨は棺に納められ、葬送の音楽や黙とうの中で静かに見送られました。
式典では、烈士に対する献花や弔意の表明が行われ、参列者たちは一人ひとりが頭を垂れ、戦没者への敬意を示しています。戦場から遠く離れた2025年の瀋陽で、過去の犠牲と向き合う時間が静かに流れています。
幅広い立場の人々が参列
埋葬式には、中国共産党中央および政府当局の関係者のほか、軍の機関の代表、当時の戦闘に参加した元兵士、烈士の遺族、現役の軍人、そして各界の代表者が出席しています。
- 中国共産党中央や政府当局の関係者
- 軍の機関の代表者
- 抗米援朝戦争に従軍した退役軍人
- 烈士の家族や親族
- 現役の軍人や若い兵士
- 教育・文化・地域コミュニティなど各分野の代表
世代も立場も異なる人々が同じ場に集い、同じ犠牲者を悼むという構図は、戦争の記憶が単に歴史教科書の中だけでなく、「今ここ」に生きていることを示しています。
なぜ今も「遺骨の帰還」がニュースになるのか
戦争が終わってから長い時間が経っていても、戦没者の遺骨が故郷に戻ることは、多くの人にとって大きな意味を持ちます。家族や地域社会にとっては、長年「行方不明」だった肉親の物語に一つの区切りがつくことを意味します。
また、中国と韓国(ROK)の間で遺骨の返還が粘り強く続けられている事実は、東アジアの国々が歴史と向き合いながら協力する一つの形ともいえます。安全保障や経済のニュースに比べると目立ちにくいテーマですが、戦没者の扱いは、国同士の信頼や人道的な価値観を映し出す鏡でもあります。
国際ニュースとして見える「記憶」と「和解」
今回の瀋陽での埋葬式は、中国国内の追悼行事であると同時に、国際ニュースとしても注目すべき出来事です。東アジアの安全保障環境が揺れ動く中で、過去の戦争の記憶をどう語り継ぎ、どう位置づけるのかは、各国共通の課題になっています。
戦没者を悼むことは、特定の国や立場を非難することとイコールではありません。むしろ、多くの犠牲の上に現在の平和や交流が成り立っていることを認識し、二度と同じ悲劇を繰り返さないという意思を共有する営みだと見ることもできます。
日本の読者にとっても、韓国と中国のあいだで続くこうした遺骨返還や埋葬のニュースは、「隣国が過去とどう向き合っているか」を知る手がかりになります。同時に、日本自身の戦没者追悼のあり方を静かに振り返るきっかけにもなるでしょう。
SNSで共有するときに意識したいポイント
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Reference(s):
Live: Burial ceremony for Chinese martyrs' remains returned from ROK
cgtn.com








