福州で第12回シルクロード国際映画祭開幕 川と海が描く「水辺の都」の魅力 video poster
第12回シルクロード国際映画祭が2025年12月8日(月)、中国南東部の沿海都市・福州で開幕しました。山と海、三つの川が交わる「榕城(ようじょう)」福州では、ミン川に架かる三県洲大橋からの景色が、映画祭ムードと重なり合うように注目を集めています。
第12回シルクロード国際映画祭とは
シルクロード国際映画祭は、その名の通りシルクロードにゆかりのある地域や国々の作品が集う国際映画祭です。2025年の第12回は沿海都市・福州で行われ、海と川に囲まれた都市空間を舞台に、多様な映画文化が交差する場となっています。
映画祭の開催に合わせて、会場周辺や市内の名所が国内外のメディアに映し出され、スクリーンの外側にある福州の日常風景にも関心が集まっています。
「榕城」福州 山と海と三つの川が出会う場所
福州は歴史的に「ガジュマルの都」、すなわち「榕城」と呼ばれてきました。街路に植えられたガジュマルの木々が、強い日差しを和らげ、市民の暮らしに寄り添ってきたからです。
地形も特徴的で、背後には山が迫り、前には海が広がり、市内では三本の川が合流します。山・海・河川がコンパクトな都市空間の中で交わることで、福州は自然と都市が近い距離で共存する街として知られています。
三県洲大橋から眺めるミン川と中洲島
今回、現地からの映像で特に印象的だったのが、ミン川に架かる三県洲大橋周辺の風景です。この橋は、ミン川の流れをまたいで中洲島へとつながり、川の中ほどに優雅な姿を見せます。
一方の側にはにぎわいのある台江埠頭、もう一方には歴史ある青年会館や、中心部の青年広場へと続く市街地が広がっています。橋の上からは、川の流れとともに、かつての港町の面影と現代的な都市景観の両方を一望することができます。
昼と夜で表情を変える「水辺の都」
昼間の三県洲大橋周辺では、穏やかな光が川面に差し込み、橋と建物の輪郭がくっきりと浮かび上がります。ミン川の水の流れと、行き交う船や車の動きが重なり合い、落ち着きのある都市のリズムを感じさせます。
やがて日が傾き、夜になると、橋と周囲の街並みがライトアップされます。無数の光が水面に反射し、きらめく光の帯となって川を彩ります。その光景は、福州という水辺の都が自然と調和しながら発展してきた姿を、詩的な一枚の絵のように映し出しています。
映画祭と都市風景が交差するとき
国際映画祭は、映画作品だけでなく、開催地そのものを世界に紹介する場でもあります。第12回シルクロード国際映画祭に合わせて映し出された三県洲大橋やミン川の風景は、福州の「川と海に開かれた都市」という素顔を静かに伝えていました。
画面越しにこの景色を見る人にとっては、「ここでどんな物語が生まれ、どんな人々の日常が流れているのか」と想像をかき立てられる時間になったはずです。水辺の光景と映画祭の熱気が重なることで、福州という都市は、単なる開催地を超えた一つの舞台として印象づけられます。
三県洲大橋から広がるミン川の眺めは、第12回シルクロード国際映画祭の開幕とともに、福州の今を象徴する風景として世界に発信されています。映画と街、そして水辺の光景が交差するこの瞬間は、アジアの沿海都市をどのように見つめ直すかを考えるきっかけにもなっていきそうです。
Reference(s):
cgtn.com








