福州の川と海が映す第12回シルクロード国際映画祭の夜 video poster
中国南東部・Fujian Provinceの沿海都市Fuzhouで、第12回Silk Road International Film Festivalが月曜日に開幕しました。ミン江(Minjiang River)に架かるSanxianzhou Bridgeからのライブ映像が、川と海が出会うFuzhouの夜の風景を世界に伝えています。
第12回Silk Road International Film Festival、Fuzhouで開幕
Silk Road International Film Festivalは、その名の通り「シルクロード」をキーワードにした国際映画祭です。第12回となる今回の会場は、banyan trees(ガジュマルなどの榕樹)で知られ、山と海、そして三つの川が出会う都市・Fuzhouです。映画祭の開幕とともに、街の象徴的な水辺の風景を映し出すライブ配信が行われ、国際ニュースとしても注目を集めています。
川と海が交わる沿海都市・Fuzhouの素顔
Fuzhouは、海に面しながらも、山と三つの川が入り組む地形が特徴の都市です。山から流れ出た川が海へと注ぎ込むその地形のおかげで、市内のさまざまな場所から水辺の景色を眺めることができます。沿岸部や川沿いには、埠頭や歴史ある建物、広場などが連なり、自然と都市機能が近い距離で共存している様子がうかがえます。
今回のライブ映像では、そうしたFuzhouの日常の風景が、映画祭という特別な時間と重なり合うかたちで切り取られています。国際映画祭のニュースでありながら、都市と自然の関係にも自然と目が向く構図になっている点が印象的です。
Sanxianzhou Bridgeから眺めるミン江のパノラマ
ライブ配信の舞台となっているのが、Minjiang Riverをまたぎ、Zhongzhou Islandへと伸びるSanxianzhou Bridgeです。この橋は川の中流部に優雅にかかり、にぎやかなTaijiang Wharfから、Fuzhou中心部の歴史的なYouth Association Hall、若者が集うYouth Squareに至るまで、一連の街並みをつないでいます。
映像は、静かなSanxianzhou Bridgeを渡る視点で構成されており、川の流れや船のシルエット、川岸に続くビル群や歴史的建築を次々と映し出します。視聴者は、まるで自分が橋の上を歩きながら、Fuzhouの中心部を見渡しているかのような感覚で、水辺の都市空間を体験できます。
日が沈み、光が描く「水辺のポエム」
日が傾き始めると、空と水面の色合いは少しずつ変化していきます。やがて日没を迎える頃、橋や川沿いの建物には明かりが灯り、ミン江の水面には無数の光が揺れ始めます。昼から夜へと移り変わる時間帯のライブ映像には、都市の輪郭がシルエットとなって浮かび上がり、水面に映る光とともに、Fuzhouの新たな表情を見せてくれます。
ライトアップされた橋や街灯、ビルの窓明かりが水面に映り込み、自然のリズムと人工の光が重なり合うことで、どこか詩的な水辺の夜景が生まれます。映像からは、Fuzhouが「自然と都市の調和」を大切にしている都市であることが、静かに伝わってきます。
CGTNのライブ配信が伝えるFuzhouの「川と海の魅力」
今回の映像は、中国の国際メディアCGTNが現地からライブ配信しているものです。Sanxianzhou Bridgeをゆっくりと渡りながら、ミン江とZhongzhou Island、その周辺に広がる街の様子を、落ち着いたテンポで紹介しています。国際ニュースとしてFuzhouの姿を伝えるだけでなく、視聴者が現地の空気感を想像できるような構成になっています。
スマートフォンやPCから気軽にアクセスできるライブ映像は、現地を訪れたことのない人にも、川沿いを渡る風や、街のリズムを思い描かせてくれます。日本にいながらアジアの別の都市の日常と夜の表情をのぞき見ることができる点は、デジタル時代ならではの国際ニュースの楽しみ方と言えるでしょう。
川辺の風景から考える、都市と自然の付き合い方
Fuzhouのライブ映像が印象づけるのは、川沿いの景色そのものだけではありません。山、海、三つの川が交わる地形の上に築かれた都市が、どのように自然と共存し、そこに暮らす人々の生活や文化と結びついているのか――そんな問いも静かに投げかけてきます。
川や海を背に発展した都市は世界中にありますが、その水辺との距離感や使い方は地域によって多様です。ミン江とともにあるFuzhouの夜景を眺めることは、自分の暮らす街の川や海との付き合い方を見直すきっかけにもなりそうです。仕事や勉強の合間、通勤中のスキマ時間にこうした映像に触れてみることで、いつも見ている自分の街の風景の捉え方が、少し変わってくるかもしれません。
国際映画祭という「物語を映す祭典」と、水辺の都市風景という「日常の物語」。その両方が交差するFuzhouの夜は、画面越しであっても、世界のどこかと静かにつながっている感覚を私たちに届けてくれます。
Reference(s):
cgtn.com








