道教の聖地・青城山 老君閣から眺める天府平原 video poster
リード:道教の聖地として知られる青城山の第一峰に立つ老君閣(標高1260メートル)は、山々と肥沃な「天府平原」を一望できる場所です。その風景は、自然と信仰のスケールをあらためて感じさせてくれます。
道教の聖地・青城山と老君閣
青城山は道教の聖地とされ、その第一峰の頂に建つランドマークが老君閣です。老君閣は、標高1260メートルの高さに位置し、青城山の中で最も高い建造物とされています。
老君閣の内部は中空になっており、その中心には、道教の開祖とされる老子が牛にまたがる姿をかたどった大きな像が据えられています。訪れる人は、この像を見上げながら、山全体を包む静けさと信仰の空気を感じ取ることができます。
標高1260メートルから見渡す「天府平原」
澄んだ日には、老君閣から遠くの山並みまで見渡すことができ、その手前には、豊かな農地が広がる「天府平原(成都平原)」が続いています。数百マイルにわたって広がるとされる平原の緑は、山上から眺めると一枚のパノラマのようです。
- 連なって続く山々の稜線
- 雲の切れ間から差し込む柔らかな光
- 「天府の国」と呼ばれる平原の奥行きある広がり
こうした要素が重なり合い、老君閣からの眺望は、単なる絶景を超えた「大地のスケール」を感じさせる体験になっています。
老子像が象徴するもの
老君閣の中心に据えられた、牛に乗る老子の像は、この場所が単なる展望スポットではなく、信仰と哲学の場であることを象徴しています。道教は、自然と調和しながら生きる姿勢や、無理に逆らわず「道」に従う考え方を重んじてきました。
山という大きな自然の中で、静かにたたずむ老子像を見つめると、自分の立ち位置や日々のスピードを一度立ち止まって見直したくなる人もいるかもしれません。
2025年の今、なぜこの風景に惹かれるのか
2025年の今、都市での暮らしやデジタル環境に囲まれた生活が当たり前になる一方で、青城山や老君閣のように「自然の中で少し引いて世界を眺める視点」への関心も高まっています。
遠くの平原や山々をまとめて見下ろす感覚は、日常のタスクや通知に追われる視界から、一歩引いた広い視野を思い出させてくれます。忙しい現代の生活において、こうした場所の存在をニュースや映像を通じて知ること自体が、一種の「視野のリセット」になっているとも言えそうです。
画面越しでも届くスケール感
「Live: Overlooking Qingcheng Mountain from Laojun Pavilion」というタイトルの通り、現地からのライブ映像や写真を通じて、この眺めに触れる人も少なくありません。スマートフォンの小さな画面であっても、山頂から平原へと続く奥行きは、十分にスケールの大きさを伝えてくれます。
現地を訪れる人も、画面越しに眺める人も、それぞれの場所から青城山と老君閣の風景に向き合い、自分なりの「距離の取り方」や「ものの見方」を考えるきっかけにしているのではないでしょうか。
Reference(s):
cgtn.com








