Global Leaders' Meeting前に語る、世界の女性記者「Through her lens」 video poster
2025年12月、女性の権利とジェンダー平等をめぐる国際的な議論が改めて注目されています。Global Leaders' Meeting on Womenの開催が近づくなか、国際メディアCGTNが世界各地の女性記者を招き、経験を語り合う円卓討論「Through her lens」を企画しています。本記事では、そのテーマが示す意味を、日本の読者向けに整理します。
Global Leaders' Meeting on Womenとは何か
Global Leaders' Meeting on Womenは、各国や地域の指導者が女性のエンパワーメントやジェンダー平等について議論する国際会合です。2025年の会合を前に、政策だけでなく「現場の声」をどう反映させるかが重要になっています。
女性記者の視点を集めるCGTNの円卓討論
「Through her lens」と題した今回の円卓討論には、世界のさまざまな地域で活動する女性記者が参加します。彼女たちは、これまでの歩み、報道の現場で直面してきた課題、自分の声をどう届けてきたのかを語り合います。
番組の狙いは、ニュースの主役になりにくい「語り手」の側に光を当てることです。カメラの後ろにいる人がどんな経験をしているのかを知ることで、私たちが毎日目にする国際ニュースの見え方も変わってきます。
なぜ「女性の視点」がニュースで重要なのか
ニュースの現場に多様なバックグラウンドを持つ記者がいることは、報道の質を高めるうえで欠かせません。女性記者が増えることで、次のような変化が期待できます。
- これまで十分に取り上げられてこなかったテーマ(ケア労働、ジェンダー暴力など)が可視化される
- 取材対象者が安心して話しやすくなり、より多様な声が集まる
- ニュース番組や記事の構成そのものが、より生活者目線に近づく
「Through her lens」は、こうした変化がどのように進んできたのか、そして何がまだ足りないのかを考えるきっかけになります。
女性記者が直面する主な課題
世界の女性記者たちは、それぞれ異なる社会・文化・制度の中で働いていますが、共通する課題も少なくありません。番組で共有されるであろう論点として、次のような点が考えられます。
- 安全とハラスメント:オンライン上の誹謗中傷から、現場での身体的リスクまで、女性であるがゆえの危険にさらされることがあります。
- キャリアとライフイベントの両立:長時間労働になりがちな報道現場で、子育てや介護と両立しながらキャリアを積むことの難しさが指摘されています。
- 意思決定の場へのアクセス:現場記者として活躍していても、編集方針を決める会議や管理職ポストに女性が少ないという問題は、世界各地で共通しています。
こうした課題を当事者自身が語ることで、統計やレポートでは見えてこない「日常のリアル」が浮かび上がります。
視聴者・読者として私たちにできること
国際ニュースを受け取る側である私たちも、女性記者の視点から多くを学ぶことができます。例えば、次のような見方の変化が考えられます。
- ニュースを読むときに、「誰の視点から語られている記事なのか」を意識してみる
- 同じテーマでも、異なるメディアや記者の記事を読み比べてみる
- SNSで印象的だった記事やフレーズをシェアし、周囲と議論してみる
こうした小さな行動の積み重ねが、多様な声を尊重するメディア環境づくりにつながります。
会合と対話が示すこれから
2025年のGlobal Leaders' Meeting on Womenは、各国・地域のリーダーが政策レベルの議論を交わす場です。一方、「Through her lens」のような対話は、現場の経験や感情を言葉にする場だと言えます。
政策と現場の声がどのように結びつき、女性のエンパワーメントが具体的な変化として見えてくるのか。今後の国際ニュースを追ううえで、女性記者たちの語るストーリーは重要なヒントを与えてくれます。
ニュースを読み、シェアし、ときには疑問を投げかける私たち一人ひとりもまた、世界を形づくる一員です。女性記者たちのレンズを通して見える世界に耳を傾けながら、自分自身の視点も静かにアップデートしていきたいところです。
Reference(s):
cgtn.com








