中国本土・廬山西海の静けさ 「自然の酸素バー」をライブ映像で見る video poster
中国本土・江西省九江市の南西部に広がる湖「廬山西海」が、その静けさと豊かな自然環境から、今あらためて注目を集めています。国際ニュースを日本語で追う読者にとっても、「自然の酸素バー」と呼ばれるこの場所は、中国本土のもう一つの素顔を映し出す存在といえます。
「廬山西海」はどんな場所か
廬山西海は、中国の国家5A級観光地に指定された湖で、九江市の南西に位置します。湖面積は約308平方キロメートルとされ、広大な水面の上には8,000を超える島々が点在しています。その姿は「翡翠をちりばめた玉の皿」にたとえられ、上空から見ると、大小さまざまな緑の島が静かな水面に浮かぶ風景が広がります。
平均水深は約45メートル、水の透明度は11メートルを超えるとされ、湖面は穏やかで波立ちにくいのが特徴です。水質は国家一級基準を満たしているとされ、澄んだ水の色と静かな空気が訪れる人を迎えます。
「自然の酸素バー」と呼ばれる理由
廬山西海は、しばしば「自然の酸素バー」と表現されています。空気中にはマイナスの電気を帯びた微粒子(いわゆるマイナスイオン)が豊富に含まれているとされ、リフレッシュを求める人たちの関心を集めています。
水だけでなく空気の質も国家一級基準に達しているとされる点は、都市化が進む現代の中国本土において象徴的です。工業地帯や大都市のイメージとは対照的に、こうしたエリアが広がっていることは、中国本土の環境政策や地域開発を考えるうえでも一つのヒントになります。
ライブ映像が伝える「人と自然の共生」
廬山西海では、現地の様子を伝えるライブ映像が配信され、静かな湖面や島々の緑、行き交う船や観光客の姿がリアルタイムで映し出されています。画面越しに見るだけでも、水面の落ち着きや周囲の静けさが伝わってきます。
観光客は、船で湖を巡りながら島々を眺めたり、湖畔の散策路を歩いたりしながら、自然の中でのひとときを過ごします。映像には、人が自然環境に過度な負荷をかけることなく、その魅力を享受しようとする姿が映し出されており、「人と自然の共生」というテーマを感じさせます。
都市生活者が惹かれる理由
都市部で暮らす人にとって、廬山西海のような場所は、日常の騒がしさから距離を置き、心身を整える「逃げ場」の一つとして映ります。とくにスマートフォンやオンライン会議に囲まれた生活が当たり前になった今、静かな水辺と豊かな緑をゆっくり眺める時間は、貴重な体験になりつつあります。
廬山西海の特徴をあらためて整理すると、次のようになります。
- 308平方キロメートルにおよぶ広大な湖面
- 8,000以上の島々がつくる独特の景観
- 平均水深45メートル、透明度11メートル超の澄んだ水
- 水と空気の両方が国家一級基準を満たす環境
- 「自然の酸素バー」と呼ばれる豊かな自然
こうした条件がそろう湖は多くはなく、中国本土の中でも貴重な存在だといえます。
画面越しに味わう「旅」のかたち
現地を訪れなくても、ライブ映像やオンライン配信を通じて風景を共有できるようになったことで、遠く離れた地域の自然を身近に感じる機会は増えています。廬山西海の静かな水面や島々のシルエットを画面越しに眺めながら、次の休暇や将来の旅先について思いをめぐらせる人も多いかもしれません。
忙しい日常の合間に、数分だけでも自然の映像に触れてみることは、情報にあふれた社会の中で、自分のペースを取り戻す小さなきっかけになります。廬山西海のライブ映像は、その一つの例として、「観光」だけでなく「心の余白」をつくるツールにもなりつつあります。
国際ニュースを日本語で追う私たちにとっても、廬山西海のような場所を知ることは、数字や経済指標とは違うかたちで、中国本土の現在を理解するヒントになるのではないでしょうか。
Reference(s):
cgtn.com








