第8回中国国際輸入博覧会で味わう中東グルメ CGTNがライブ紹介 video poster
2025年に開かれている第8回中国国際輸入博覧会では、中東・アラブの多彩な料理が来場者の注目を集めています。国際ニュースを伝えるCGTNは、会場からライブ配信を行い、スパイスと伝統、おもてなしの心に満ちたアラブ料理の世界を日本を含む世界の視聴者に紹介しています。
中東・アラブの味が集結 第8回中国国際輸入博覧会
中国国際輸入博覧会は、世界各地の企業や団体が自国や地域の魅力を持ち寄る場です。今年の第8回では、中東やアラブ地域の出展ブースが、グルメを通じて存在感を示しています。
会場の一角には、色鮮やかなスパイスやナッツ、香ばしいグリル料理、甘いデザートが並び、通りかかる人々の足を止めています。香りそのものが「これは何だろう」と問いかけてくるような空間です。
スパイスがつなぐ歴史と暮らし
アラブ料理や中東料理の特徴のひとつは、多彩なスパイスです。クミンやカルダモン、シナモン、コリアンダーなどの香辛料は、料理に深い香りとコクをもたらすだけでなく、長い交易の歴史や文化交流の記憶も運んでいます。
今回のライブ配信でも、スパイスを前面に押し出したブースが目を引きます。粉末やホール、ミックスされたブレンドなどが瓶や袋に並び、出展者が「どんな料理に合わせるのか」「家庭ではどう使うのか」と実演を交えながら説明している様子が伝えられています。
テーブルに宿る「おもてなし」の文化
アラブ料理は、大皿に盛った料理を皆で取り分けるスタイルが一般的だとされています。ひとつの皿を囲むことそのものが、おもてなしであり、関係を深めるコミュニケーションです。
ライブ映像では、そうした「分け合う文化」が、輸入博という国際的な場にどう持ち込まれているかが垣間見えます。試食コーナーで料理を勧める出展者の笑顔や、初めての味に驚きつつも箸やフォークが進む来場者の表情が、言葉の壁を超えた交流を象徴しています。
CGTNライブが映す「一口ずつ」の中東世界
今回のCGTNのライブ配信は、会場を歩きながら「一口ごとにアラブ世界を旅する」というコンセプトで進行しています。レポーターが実際に料理を味わい、その場で感じた香りや食感、出展者の思いを伝えるスタイルです。
- フムスやケバブなどの定番料理を、その背景とともに紹介
- シェフや出展担当者に短いインタビューを行い、料理に込めたこだわりを聞く
- スパイスやスイーツが並ぶブースの賑わいを、音や空気感ごと伝える
こうしたライブ中継は、会場に足を運べない視聴者にとって、国際展示会を「自分ごと」として感じるきっかけになります。スマートフォンで気軽に視聴できるからこそ、「見てすぐSNSで感想を共有する」というデジタルネイティブな楽しみ方も広がります。
なぜグルメ中継が国際ニュースになるのか
食のライブ配信は一見するとエンタメコンテンツに見えますが、国際ニュースとしての側面もはっきりと持っています。輸入博は、各国や地域が自らの産品を紹介し、ビジネスや観光、文化をつなぐ場です。その中で「料理」は、もっとも分かりやすく、感覚的に理解できる「文化の入口」となります。
アラブ料理の背景には、砂漠やオアシスの暮らし、長距離を行き交う商人の物語、多民族・多宗教が交差してきた歴史など、さまざまな文脈があります。ひと皿の料理をきっかけに、視聴者が「この国はどんなところだろう」「どんな人たちが暮らしているのだろう」と興味を広げていくことも期待できます。
モノから文化へ 輸入博の役割の広がり
輸入博と聞くと、まず思い浮かぶのは「モノ」の取引かもしれません。しかし、今回の中東・アラブ料理のように、グルメやカルチャーを前面に打ち出す動きは、輸入博が「文化交流の場」としても機能していることを示しています。
香りや味、色彩といった五感に訴えるコンテンツは、経済や外交のニュースよりも、日常生活にスッと入り込みやすい側面があります。そこから、貿易や投資、観光の動きに関心を広げていくという流れも生まれやすくなります。
日本の私たちへのヒント
日本でも、中東やアラブの料理は少しずつ身近になりつつあります。フムスやファラフェル、スパイスを効かせた肉料理などは、都市部のレストランや一部のスーパーで見かけることが増えてきました。
第8回中国国際輸入博覧会で紹介されているようなアラブ料理の数々は、今後、日本の食卓や外食産業にも影響を与えるかもしれません。ライブ配信を通じて「こんな料理があるのか」と知った人が、レシピを探したり、専門店を訪ねたりする動きにつながる可能性もあります。
情報の受け手としての私たちにできるのは、「おいしそう」で終わらせず、その背後にある歴史や社会、文化に少しだけ思いを巡らせてみることです。そうした小さなまなざしの変化が、国際ニュースをより立体的に理解する力につながっていきます。
中東・アラブの味を「一口ずつ」紹介する今回のライブ配信は、グルメコンテンツでありながら、世界の今を知るための窓でもあります。スパイスとおもてなしが交差する輸入博の現場から、私たちはどんな世界の姿を読み取ることができるのか。スマホの小さな画面の向こう側で、静かに、しかし確かに、新しい国際ニュースのかたちが生まれています。
Reference(s):
cgtn.com








