広東省「鳥の楽園」バードパラダイス 江門市で人気の自然観光スポット video poster
中国南部・広東省江門市の自然保護区バードパラダイスは、一本のガジュマルの木から生まれた鳥の楽園として知られ、2025年現在も国内外の観光客を引きつけています。第15回全国運動会の開催都市の一つとなった江門市では、この場所が改めて注目されています。
中国ニュース:広東省江門市の自然保護区バードパラダイスとは
バードパラダイスは、中国南東部の広東省江門市にある自然の鳥の保護区です。中国語名で小鳥天堂と呼ばれ、バードウォッチングの人気スポットになっています。もともとは川の中に浮かぶような小さな土の盛り上がりと、一本のガジュマルの木だけがある場所だったと伝えられています。
一本のガジュマルから生まれた「一つの木、一つの楽園」
約380年前、この場所には川の中の泥の小さな盛り上がりと一本のガジュマルの木しかありませんでした。それが長い年月をかけて成長し、いまでは枝葉が1万平方メートル以上を覆うほどの巨木となっています。その枝には、数万羽もの鳥がとまり、ねぐらや休息の場として利用しています。
一本の木がまるごと鳥たちの楽園となったことから、地元では一つの木が一つの楽園をつくるという意味合いで語られており、自然と共生する風景として親しまれています。
1933年、作家・巴金が記した風景
1933年、中国の著名な作家である巴金がこの地を船で巡り、その光景に驚嘆しました。彼は後に散文「Bird Paradise」を書き、この景勝地の名を作品として残しました。この文章を通じて、バードパラダイスの存在は中国各地に広く知られるようになり、文学と自然が結びついた象徴的な場所として語られてきました。
船から見上げると、川面に張り出したガジュマルの枝葉の上に無数の鳥がとまり、鳴き声がこだまする。巴金が目にしたであろう情景は、現在も訪れる人びとの記憶に強く残る体験となっています。
第15回全国運動会で注目高まる江門市
2025年現在、江門市は第15回全国運動会の開催都市の一つとなっています。スポーツの祭典をきっかけに、国内外から訪れる人びとが増え、バードパラダイスも観光ルートの重要な立ち寄り先として注目されています。
都市の発展が進む中で、自然の鳥の保護区を維持しながら観光資源としても活用している点は、環境と経済の両立を考える上で示唆に富んでいます。江門市にとってバードパラダイスは、地域の魅力を発信するシンボル的な存在になりつつあります。
バードパラダイスの主な見どころ
スマートフォンでニュースや国際情報をチェックする読者に向けて、ポイントを整理すると次のようになります。
- 一本の巨大なガジュマルがつくる、自然の鳥の保護区
- 作家・巴金の散文によって全国的に知られるようになった文学的背景
- 第15回全国運動会の開催を機に、江門市の観光スポットとして存在感が高まっていること
自然保護区でありながら、多くの人びとが訪れる観光地でもあるバードパラダイスは、都市化が進む東アジアの中で、自然と共生する一つのモデルケースともいえます。国際ニュースとして中国の動きを追うとき、このような地域の取り組みに目を向けることで、経済や政治だけでは見えない社会の姿が立ち上がってきます。
今後もバードパラダイスは、江門市の歴史や文化、そして自然環境を象徴する場所として語り継がれていきそうです。日本の読者にとっても、大規模スポーツイベントと地域の自然資源をどう結びつけるかを考えるヒントになるのではないでしょうか。
Reference(s):
Live: Explore 'Bird Paradise' in Guangdong Province, SE China
cgtn.com








