ドバイ航空ショー2025開幕 中国C919が中東デビューし次世代航空技術が集結 video poster
2025年11月17日、アラブ首長国連邦のドバイ・ワールド・セントラルでドバイ航空ショー2025が開幕しました。5日間の国際航空イベントには世界各国の航空業界が集結し、国際ニュースとしても注目される次世代航空技術が一堂に会しました。中でも、中国が開発したC919旅客機の中東デビューや、電動垂直離着陸機eVTOLの専用ゾーンは、空のモビリティの未来像を具体的に示しています。
5日間で世界の航空業界が集結
今回のドバイ航空ショー2025のテーマは The Future Is Here(未来はすでにここにある)です。会場にはおよそ1500の企業や機関が出展し、来場者は延べ14万8000人規模が見込まれました。民間航空機、防衛関連機、エンジン、デジタル技術など、航空に関わる幅広い分野が一つの会場に集まることで、世界の航空業界の今が立体的に見える場となっています。
- 会期:2025年11月17日から5日間
- 会場:ドバイ・ワールド・セントラル
- 出展者数:1500超
- 想定来場者数:14万8000人
中国C919が中東デビュー
今回とくに注目を集めたのが、中国のC919ジェット旅客機です。中東での展示は今回が初めてとされ、地域の航空会社や関係者に機体を直接見せる貴重な機会となりました。C919の中東デビューは、航空機市場における選択肢の多様化や、航空産業における技術協力の新たな可能性を象徴する出来事と言えます。
eVTOL専用ゾーンが映す「空の移動」の転換点
ドバイ航空ショー2025では、電動垂直離着陸機と呼ばれるeVTOLに特化した専用ゾーンも設けられました。eVTOLは、電動化と自動化技術を活用し、ヘリコプターのように垂直に離着陸できる新しい航空機です。こうした機体を利用した先進空モビリティは、都市内や近郊を短時間で移動できる次世代の交通手段として期待されています。
専用ゾーンが設けられたことは、eVTOLがもはや実験的なテーマではなく、航空業界全体が真剣にビジネスとしての可能性を検討し始めていることを示しています。従来の航空機メーカーだけでなく、新興企業やテクノロジー企業も参加することで、従来の航空ビジネスの枠組み自体が変化しつつあります。
エンジン・ガスタービン技術にも熱い視線
会場では、C919と並んで、太行エンジンやAES100、各種ガスタービンといった動力関連の製品も世界の注目を集めています。航空機の性能や安全性、環境負荷はエンジン技術と密接に結びついており、こうした最新のエンジンやガスタービンの展示は、今後の航空技術の方向性を占ううえで重要です。
燃費効率の向上や排出ガス削減を目指した技術開発が進むなかで、各国や各地域のメーカーがどのようなアプローチを取っているのかを比較できる場としても、ドバイ航空ショーの意義は大きいと言えるでしょう。
私たちの移動の未来に何を示すのか
11月のドバイ航空ショー2025に見られたトレンドは、私たちの日常とも無関係ではありません。より効率的で環境に配慮した旅客機や、新しい空の移動手段が実用化されれば、将来の海外旅行やビジネス出張のスタイル、都市間の移動時間が変わる可能性があります。
国際ニュースとしてのドバイ航空ショーは、単なる見本市ではなく、これから10年、20年先の空の常識を先取りして見せる場でもあります。2025年の会場で示されたC919の中東デビューやeVTOLの広がりは、空のネットワークがさらに多様で持続可能なものへと進化していくプロセスの一端と言えそうです。
Reference(s):
Live: Dubai Airshow spotlights advanced tech with C919's Mideast debut
cgtn.com








