南中国・海南島のジャイアントパンダ、シュンシュンとゴンゴンの日常 video poster
南中国の海南島にある海南トロピカルワイルドライフパーク・アンド・ボタニカルガーデンで暮らすジャイアントパンダ、シュンシュンとゴンゴン。2025年現在、2頭は新しい環境になじみ、多くの来園者を引きつけています。竹を味わい、芝生の上を転がる穏やかな日常が、人と自然の調和を静かに物語っています。
南中国・海南島で人気者になった2頭のパンダ
海南島の動植物園では、シュンシュンとゴンゴンがすっかり「看板スター」の存在になっています。2頭は新しい住処に完全に慣れ、地元の人びとだけでなく遠方からの来園者も引き寄せる存在になっているとされています。
来園者がガラス越しや観覧スペースから見つめるのは、派手なパフォーマンスではなく、パンダたちの何気ない日常です。その一つひとつのしぐさが「国宝」とも呼ばれる動物の魅力を際立たせています。
シュンシュンとゴンゴン、それぞれの「日常」
シュンシュン:竹をじっくり味わう時間
シュンシュンは、新鮮なタケノコや竹の若芽をゆっくりと味わう姿が印象的です。とくに四川から運ばれた竹の新芽を、前足でしっかり抱えながらかじる様子は、見ている側の時間の流れまでゆるめてしまうような落ち着きを感じさせます。
静かに座り込み、口元だけを動かしながら竹を噛みしめる姿に、観覧スペースの人びとは思わず足を止めます。そのゆったりとしたリズムが、忙しい日常から少し距離を置かせてくれる存在になっているとも言えます。
ゴンゴン:転がって、寝て、探検するダイナミックさ
一方のゴンゴンは、よりダイナミックな動きで来園者を楽しませています。芝生の上をコロコロと転がったり、木陰に設けられたプラットフォームで丸くなって昼寝をしたり、囲いの中を好奇心たっぷりに歩き回ったりと、表情豊かな日常を見せています。
ゴンゴンが芝生を転がるたびに、観覧スペースからは笑い声や小さな歓声が上がります。動き回ったあとは、日陰の台の上で丸くなって眠りにつく姿も見られ、そのギャップもまた多くの人を引きつけています。
「国宝」が映し出す、人と自然の調和
シュンシュンとゴンゴンの一つひとつのしぐさは、ジャイアントパンダが「国宝」と呼ばれるゆえんを改めて感じさせます。ふわふわとした毛並み、丸みを帯びた体つき、穏やかな表情。それらが組み合わさって、来園者に安心感や癒やしをもたらしています。
同時に、こうした動植物園での展示は、人と自然の関係を考えるきっかけにもなります。ガラスの向こう側でパンダが暮らし、こちら側で人が見守るという構図は、野生動物と人間社会の距離感や、共生のあり方を静かに問いかけています。
- 身近に動物を観察し、興味や共感を育てる場になること
- 飼育環境づくりを通じて、自然環境の大切さを伝える役割を持つこと
- 都市生活のなかで、自然とのつながりを感じる機会を提供すること
シュンシュンとゴンゴンの日常は、そのまま「人と自然がどう向き合うか」を考える小さな窓のような存在になっています。
2025年の私たちがパンダから受け取るメッセージ
2025年のいま、気候変動や生物多様性への関心が高まるなかで、ジャイアントパンダのような象徴的な動物の姿は、単なる「かわいさ」以上の意味を帯びつつあります。
南中国・海南島で穏やかな日常を過ごすシュンシュンとゴンゴン。その姿は、自然と向き合うときに必要な「ゆっくり観察すること」「生きものとの距離を尊重すること」「日常の中に小さな余白を持つこと」といったヒントを、さりげなく私たちに手渡しているようにも見えます。
スマートフォン越しにも伝わる2頭の魅力は、これからも多くの人に共有されていきそうです。南中国の一角で営まれているこの静かな時間は、国境を越えて、人と自然の関係を考えるきっかけを与えてくれます。
Reference(s):
Live: Endearing moments of giant pandas in S. China's Hainan Province
cgtn.com








