若者と新しい消費を追う国際ニュース:ブラジルコーヒーから中国EVまで video poster
若者の「新しい消費」が、国際ニュースのテーマとして注目されています。中国・中央財経大学のキャンパスを舞台にしたCGTNの番組「The Power of Youth+」では、ブラジルのコーヒーから中国の電気自動車まで、グローバルな商品を通じて変化する消費と文化交流の姿が浮かび上がります。
番組が映し出す「新しい消費」の現場
今回取り上げられるのは、中央財経大学(Central University of Finance and Economics)。経済や金融を学ぶ国内外の学生たちが集まるキャンパスです。
CGTNの番組「The Power of Youth+」で司会を務めるMernaさんは、ここで学ぶ学生たちに次のようなテーマについて意見を聞いています。
- 革新的なグローバル商品の魅力と、どう付き合うか
- EC(電子商取引)プラットフォームが、世界の消費パターンをどう変えているか
- 「買い物の習慣」は、異なる文化をつなぐ架け橋になり得るのか
番組案内によると、放送時間は北京時間11月20日午後8時とされています。若者の消費を国際ニュースとして扱う試みは、グローバル化した2025年の現実を映し出すものでもあります。
ブラジルコーヒーから中国EVまで:一杯と一台に見える世界
番組の紹介文では、ブラジル産のコーヒーと中国の電気自動車という、いかにも「いま」の消費を象徴する例が挙げられています。
一見、まったく別物に見えるこの二つですが、共通点もあります。
- どちらも国境を越えて流通し、若者に身近になった商品であること
- オンラインで情報を集め、口コミやレビューを参考に購入されること
- 選択が、環境配慮やフェアトレードなど、自分の価値観の表明にもなり得ること
ブラジルのコーヒー豆を日常的に飲む学生、中国の電気自動車について語り合う学生──消費の一つひとつが、世界のどこかと静かにつながっています。
ECプラットフォームが変える「世界の当たり前」
番組が問いかけるもう一つのテーマは、ECプラットフォームがもたらす変化です。スマートフォン一つで、別の大陸の商品を数日で手に入れられる時代になりました。
学生たちの視点から見れば、ECは単なる「便利な買い物の手段」ではなくなりつつあります。
- 海外ブランドとローカルブランドを、価格やレビューでフラットに比較できる
- ライブ配信やSNSを通じて、商品の背景にあるストーリーや文化を知ることができる
- ここ数年で、オンラインで完結する消費行動が「普通」になり、そのまま定着している
こうした変化は、中国だけでなく、日本を含む多くの国と地域で共通しています。違いが出るのは、若者が何を基準に選び、何を大切にしているかという点です。
消費は文化交流になり得るのか
番組の紹介文は、「買い物の習慣は文化交流の架け橋になり得るのか」という問いを投げかけています。これは、2025年の国際ニュースとしても意味のある視点です。
日々の消費行動が、次のような形で文化交流につながる可能性があります。
- 海外の商品をきっかけに、その国の歴史や社会問題に関心を持つ
- 同じブランドやサービスを通じて、異なる国の若者同士がSNSでつながる
- 環境配慮型の商品やサービスを選ぶことで、共通の課題意識を共有する
一方で、「どこで誰が作っているのか」を意識せず、単に安さだけで選ぶ消費もあります。番組は、こうした現実も含めて、若者に考えるきっかけを提供しようとしているように見えます。
日本の私たちにとっての「若者の消費」
中国のキャンパスで交わされる議論は、日本の私たちにとっても他人事ではありません。日本の若い世代もまた、
- 海外の動画や音楽、ゲームに課金する
- ECを通じて世界各地の商品を購入する
- 環境や多様性を意識したブランドを応援する
といった形で、日々グローバルな選択を行っています。
中央財経大学の学生たちが語る「新しい消費」の姿は、次のような問いを私たちに投げかけています。
- 自分の消費は、どの国や地域のどんな産業を支えているのか
- その選択は、自分のどんな価値観を反映しているのか
- 画面越しに見える世界と、現実の社会課題とのギャップをどう埋めるのか
「読みやすいけれど考えさせられる」テーマとして
若者の消費という一見身近なテーマは、国際ニュース、経済、テクノロジー、文化のすべてが交わる接点でもあります。CGTNの「The Power of Youth+」が中央財経大学で学生の声を拾い上げる試みは、そうした交差点を映し出す一例と言えるでしょう。
ブラジルコーヒー、中国の電気自動車、そしてスマートフォンの中のECプラットフォーム。日常にあふれるこれらの存在を「当たり前」として消費するのか、それとも「世界とつながる窓」として意識するのか。その差が、これからのグローバル社会を静かに形づくっていきます。
通勤時間やスキマ時間にニュースをスクロールしながら、自分の最近の買い物を思い浮かべてみる――そこから始まる小さな問いが、次の時代の「新しい消費」を考える出発点になるのかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








