広州白雲国際空港T3が本格稼働、3ターミナル・5滑走路で年1.2億人へ video poster
広東省・広州の広州白雲国際空港で、新ターミナル「T3」と第5滑走路がフル稼働に入り、年間旅客取扱能力が1億2000万人規模へ拡大しました。空の玄関口が“乗り継ぎ場所”から、都市の景観と産業を動かすインフラへ変わりつつあります。
何が動いた?T3と第5滑走路が「完全運用」
中国本土メディア(CGTN)の映像レポートによると、広州白雲国際空港では新たに開業したT3と第5滑走路が現在、全面的に運用されています。これにより同空港は「3ターミナル・5滑走路」という体制となり、中国本土で初の構成だとされています。
- 運用体制:3ターミナル・5滑走路
- 能力拡大:年間旅客取扱能力が1億2000万人規模へ
- T3の規模感:「3000万人規模」のハブとして紹介
“花の王冠”デザインが、空港を街のランドマークに
T3で目を引くのは「Floral Crown(フローラル・クラウン)」と呼ばれる造形です。広州の花や自然景観に着想を得たデザインだとされ、すでに新しい都市のランドマークとして位置づけられています。
大型インフラは機能性が注目されがちですが、ここでは視覚的な象徴性も同時に打ち出されました。空港が「移動の裏方」ではなく、街のイメージをつくる表舞台にもなる——そんな流れが読み取れます。
なぜ今、広州の空港拡張が注目されるのか
ポイントは、空港が単体で完結する施設ではなく、地域経済の“結節点”として再設計されている点です。報道では、広州白雲国際空港が粤港澳大湾区(広東・香港・マカオ)の世界級空港クラスターを押し上げるエンジンになっていく、という見立ても示されています。
ターミナルと滑走路の拡張は、旅客数の増加だけでなく、運航の選択肢や時間帯の分散、接続性(乗り継ぎのしやすさ)にも影響します。結果として、ビジネス移動や観光、航空貨物など、複数の流れが同時に太くなる可能性があります。
数字のインパクト:年1.2億人という“容量”が意味するもの
「年1.2億人」は、空港が受け止められる移動の器が大きくなる、という宣言でもあります。一方で容量の拡大は、運用の精度(地上動線、保安、定時性)や周辺交通との接続といった“目立たない部分”の総合力も問います。
今回のT3本格稼働は、広州の航空ネットワークが次の段階へ進む合図であると同時に、都市インフラがどのように景観と経済をつなぐのか——その実験でもあるのかもしれません。
Reference(s):
Live: An immersive tour of Guangzhou's 30-million-passenger T3 hub
cgtn.com








