上海の年明け2026、思南公館で見えた“歴史×食×映画”の街の温度 video poster
2026年の年明け、上海の新年ムードを切り取った現地中継が注目を集めました。舞台は、歴史あるヴィラ群が並ぶ「思南公館(Sinan Mansions)」。食と本と映画が同じエリアで交差する様子は、都市の“いま”を静かに映します。
中継が映したのは「思南公館」という街の“器”
CGTNのリポーター張思然さんと、英国出身のSNSインフルエンサー、ダニエル・アスピンウォールさんが歩いたのは、世紀をまたぐ建築が残る思南公館。いわゆる「保存された街並み」ではなく、日常的に人が集まり、消費し、文化に触れる“使われる歴史空間”として機能している点が印象的です。
フードフェアから書店まで──「滞在型」の新年風景
中継では、新年のフードフェアをはじめ、書店「Sinan Books」など、歩いて回れる距離に複数の“目的地”が配置されている様子が紹介されました。大きなイベントに一極集中するのではなく、回遊しながら過ごす設計は、年末年始の過ごし方にも変化が出ていることを感じさせます。
- 短時間でも立ち寄れるフードフェア
- 本を軸にした静かな居場所(書店)
- 映像体験を組み込んだラウンジ空間
「上海ワンタン」映画ラウンジが示す、食の“物語化”
もう一つの見どころが、「Shanghai Wonton(上海ワンタン)」の映画ラウンジ。プロデューサーの顧暁東さん、主演の陳国慶さんがゲストとして登場し、料理そのものだけでなく、作品や会話を通じて“味の背景”に触れる導線が作られていました。
ワンタンのような定番のローカルフードが、食べ歩きの対象にとどまらず、映像や場づくりと結びついて体験として提示される。ここには、都市観光や文化消費が「モノ」から「ストーリー」へ比重を移している流れがにじみます。
なぜ今、この新年風景が共有されやすいのか
年末年始は、街の価値観が最も見えやすい時期です。歴史的建築を“眺める”だけでなく、食べ、読み、観て、会話する場所として開いていることは、上海の都市文化が「保存」と「更新」を同時に進めていることを示します。短い動画やライブ配信と相性が良いのも、複数の体験がコンパクトに連なるからでしょう。
2026年の始まりに映ったこの空気は、景気や政策といった硬いニュースとは別の角度から、街の体温を伝える一本になりました。
Reference(s):
cgtn.com








