中国本土・ハルビンの「氷雪大世界」今冬も注目、氷の城が春節を照らす video poster
2026年1月末、中国本土・東北部の黒竜江省ハルビンで、冬の風物詩として知られる「ハルビン氷雪大世界(Ice and Snow World)」が改めて注目を集めています。厳冬が“試練”ではなく“祝祭”に変わる——そんな空気を、巨大な氷の建築と光の演出がつくり出します。
氷のブロックが「街」になる:見どころはどこ?
この冬のハルビンを象徴するのは、凍結した松花江の氷を切り出して組み上げた、巨大な氷の世界です。園内では、氷の城や塔がライトアップされ、夜になるほど立体感が際立ちます。
- そびえ立つ氷の城:透明感のある氷と照明が合わさり、建築が“発光”して見える瞬間があります。
- ロング滑り台などの体験型エリア:見るだけでなく、遊びとしての冬も前面に出ています。
- 雪の結晶を模した観覧車:上空から光の配置や造形の全体像を俯瞰できる装置としても存在感があります。
- 氷雪ショー:地域の冬文化を土台にした演目が、光や空間演出と組み合わされます。
「民俗」×「現代アート」:進化する冬のカーニバル
ハルビン氷雪大世界が支持される背景には、伝統的な冬の暮らしや表現をベースにしながら、現代的な光のデザインや没入型(体験に入り込むタイプ)のアート要素を重ねてきた点があります。氷の造形は、彫刻というより“都市空間”に近いスケールで語られることが多く、散策そのものが体験になります。
春節シーズンと重なる「祝祭感」
記事執筆時点(2026年1月末)は、春節(旧正月)ムードが高まる時期と重なりやすく、冬のイベントが持つ高揚感がいっそう強く感じられるタイミングです。地元の冬文化に根差した催しと、観光客の移動が増える季節性が重なり、街全体の“季節の顔”がくっきりしてきます。
行くなら押さえたいポイント:寒さと混雑のリアル
ハルビンの魅力は「寒さがつくる景色」ですが、同時に「寒さが体験の条件」でもあります。短時間の滞在でも満足しやすい一方、準備の差が体感の差になりがちです。
- 防寒は“長時間屋外”前提:手先・足先・顔まわりの保温を優先すると快適さが変わります。
- 夜のライトアップは見応えが増す:一方で冷え込みやすいので、滞在時間の配分が鍵になります。
- 人の流れを読む:春節期は移動が増えやすく、人気スポットほど回遊が詰まりやすい傾向があります。
なぜ今、ハルビンの「氷と雪」が世界に届くのか
雪国の冬は、ともすると「耐える季節」として語られがちです。けれどハルビンでは、凍てつく環境そのものを資源に変え、文化と技術、そして祝祭を束ねて“体験としての都市”をつくってきました。氷雪大世界は、その象徴として、冬の価値を組み替える試みとしても読めます。
厳寒の土地が見せる明るさは、気候の違いを越えて伝わるものがあります。冬のニュースが「気温」だけでなく「気分」まで変える例として、今季も静かに存在感を増しています。
Reference(s):
Live: Step into Harbin's magnificent ice and snow wonderland
cgtn.com








