中国本土・湖州の「ムーンスクエア」 南太湖畔で文化遺産と夜の光が融合 video poster
中国本土・浙江省湖州市の南太湖(サウス・タイフー)湖畔にある「ムーンスクエア」が、街の「絹と筆」の文化遺産と、現代的な湖畔のにぎわいを同時に感じられる場所として注目されています。2026年の春節ガラで、浙江省がサブ会場を担うとされる中、昼と夜で表情を変える“水辺の舞台”が関心を集めています。
象徴は「月形」の円形ホテル──広場の中心にあるランドマーク
ムーンスクエアの中心にあるのは、円形で“月”を思わせるアイコニックなホテルです。水辺の景観と一体になるように設計され、遠目にも「ここが広場の核だ」と分かる存在感を放っています。
「絹」と「筆」を、床と彫刻に落とし込むデザイン
広場のウォーターフロントのプラットフォーム(水辺の歩行空間)では、筆をモチーフにした彫刻的な意匠が見られます。足元には絹の文様を思わせるタイルが配され、土地の記憶を“触れられる形”で織り込んでいます。
- 筆を想起させる彫刻=「書く文化」を視覚化
- 絹柄のタイル=「織る文化」を日常の景色に
昼は青い波、夜は光の演出──古い灯りの記憶を現代へ
日中は、太湖の青い波を眺めながら散策できるのが魅力です。一方、夜になると雰囲気は一変。ライトは、かつての太湖の漁灯(ぎょとう)を思わせるように灯り、光のショーは“墨”“絹”、そして漁歌の趣を重ね合わせる構成だとされています。
静かな湖面と光の演出が重なることで、観光のためのスポットというよりも、住民や訪問者が自然に集まり、同じ景色を共有できる「寄り合いの場」としての輪郭がくっきりしてきます。
なぜ今ムーンスクエアなのか──「舞台」は建物よりも体験へ
浙江省が2026年の春節ガラでサブ会場を担うとされる中で、ムーンスクエアは“撮る場所”であると同時に、“過ごす場所”としての条件を備えています。文化遺産を説明文で語るのではなく、床の模様、彫刻、灯り、そして水辺の開放感といった体験の連なりで伝える設計が、今の都市空間づくりの方向性とも重なります。
湖州の水辺で、伝統が「展示物」ではなく「風景」として息づく。その感覚が、春節シーズンを前にしたムーンスクエアのいちばんの見どころなのかもしれません。
Reference(s):
Live: See Huzhou's cultural heritage, modern vitality at Moon Square
cgtn.com








