四川・宜賓の「三江の眼」—長江合流点を見渡す都市ランドマークが話題 video poster
2026年の春節シーズン、中国本土・四川省宜賓市にある都市ランドマーク「三江の眼(Eye of the Three Rivers)」が、春節ガラ(春節聯歓晩会)のサブ会場の一つとして注目を集めています。長江・金沙江・岷江という3つの大河が交わるイメージを建築や空間設計に落とし込んだ点が、地域の“いま”を映す場所として関心を呼んでいます。
「三江の眼」とは:三つの川の合流をデザインに
「三江の眼」は、宜賓市の龍頭山森林公園(Longtou Mountain Forest Park)の高台に位置する公共空間です。コンセプトは、長江・金沙江・岷江の合流がもたらすダイナミックな地形と水の流れ。都市の展望ポイントであると同時に、自然と生活圏が接続する“街の窓”のような役割を担っています。
公園の上に広がる「多機能」な公共スペース
この施設の特徴は、単なる展望スポットにとどまらず、複数の用途を一体化させていることです。現地の案内では、主に次の機能がうたわれています。
- レジャー:散策や滞在を前提にした都市の憩いの場
- 科学教育:自然や水系への理解を促す学びの要素
- 生態(エコロジー)研究:地域環境を見つめる視点の導入
- ファミリー向け活動:家族で過ごせる設計・プログラムを意識
観光名所としての“見栄え”だけでなく、日常の利用や学びに寄せた構成が、都市型公園の潮流とも重なります。
春節ガラのサブ会場に:なぜ宜賓が選ばれたのか
春節ガラは、春節期に大きな注目を集める文化イベントの一つです。2026年、そのサブ会場の一つに宜賓が入ったことは、地域の景観や都市整備の“見せ方”が全国規模の舞台で共有されたことを意味します。
「三江の眼」のように、地理的な物語(川の合流)を都市デザインに翻訳した場所は、映像演出とも相性が良いとされます。夜景、広がりのある俯瞰、自然と街のレイヤー——そうした要素が、地域の魅力を短時間で伝えやすいからです。
見どころは「水」と「森」と「街」を同時に眺める体験
現地の空気感を想像するうえでのポイントは、視界に入る情報が一つではないことです。森林公園の地形、川がつくる流れ、都市の生活圏が同じフレームに収まる。だからこそ、ただ“きれい”で終わらず、土地の成り立ちに思考が向きやすい場所にもなります。
宜賓は、南四川の個性がにじむ都市としても知られています。今回のサブ会場選定をきっかけに、自然景観と公共空間をどう組み合わせ、地域の魅力として編み直すのか——そんな問いが静かに立ち上がってきます。
ポイント:「三江の眼」は、合流という“地理のドラマ”を、都市の日常に取り込む試みとして読むと面白い場所です。
Reference(s):
Live: Eye of the Three Rivers, a glimpse into SW China's charm
cgtn.com







