イサベル・アジェンデが語る創作の力 CGTN「Portraits of Latin America」 video poster
ラテンアメリカの社会や文化を、日本語でどう理解するか。2025年現在、国際ニュースを発信するCGTN Americaのシリーズ『Portraits of Latin America』が、その一つの手がかりになりそうです。本編では、チリ系アメリカ人作家イサベル・アジェンデが「書くこと」について語ります。
ラテンアメリカを描く『Portraits of Latin America』とは
CGTN Americaの『Portraits of Latin America』は、ラテンアメリカの「顔」となる人物たちに焦点を当てたインタビューシリーズです。国際ニュースの文脈の中で、各国・各地域を象徴する人々の歩みを丁寧に掘り下げている点が特徴です。
シリーズでは、次のような狙いが掲げられています。
- ラテンアメリカ各地で活躍する「傑出した人物」の人生とキャリアを紹介する
- インタビューを通じて、その人の仕事や創作の背景、社会との関わりを立体的に伝える
- それぞれの分野での功績や社会への貢献を、ストーリーとして浮かび上がらせる
- 視聴者が、ラテンアメリカ文化の多様性と独自性を実感できるようにする
政治や経済のニュースだけでは見えにくいラテンアメリカの姿を、「人」を通して描き出そうとする試みだと言えます。
イサベル・アジェンデが語る「書くこと」
今回取り上げられているのは、世界的に知られるチリ系アメリカ人作家、イサベル・アジェンデです。CGTN Americaは、シリーズの一環としてアジェンデを訪ね、創作についてのインタビューを行いました。
番組では、アジェンデが自らの創作のあり方、物語を紡ぐという行為の意味など、「クラフト(技法・仕事)」としての書くことに焦点が当てられます。どのように物語を組み立て、どのような視点から世界を見つめているのか――作家本人の言葉を通じて、その一端に触れることができます。
単に作品を紹介するのではなく、「どう書くのか」「なぜ書き続けるのか」という根本的な問いに迫ることで、文学や表現に関心のある視聴者にとっても考えさせられる内容になっています。
人物のストーリーから見えるラテンアメリカの多様性
『Portraits of Latin America』シリーズが目指しているのは、有名人の横顔を見せることだけではありません。各分野で活躍する人々の歩みをたどることで、ラテンアメリカ社会そのもののダイナミズムを伝えようとしています。
インタビューを通じて浮かび上がるのは、例えば次のような視点です。
- 一人ひとりのキャリアの背景にある、家族やコミュニティの支え
- 文化・言語・歴史が交差するラテンアメリカ特有の文脈
- 自らの分野を通じて、社会にどのような変化や貢献をもたらそうとしているのか
こうしたストーリーを重ねることで、ラテンアメリカは一枚岩ではなく、多様な文化と経験が折り重なった地域として描かれていきます。ニュースの数字や見出しだけでは伝わりにくい、人間の息づかいがそこにはあります。
日本語で触れるラテンアメリカの「いま」
日本のニュースの中で、ラテンアメリカが大きく取り上げられる機会は多くありません。しかし、グローバルな経済や文化交流が進む中で、その動向や価値観を理解することは、ますます重要になっています。
人物に焦点を当てた国際ニュースシリーズは、次のような意味を持ちます。
- 遠い地域の出来事を、自分ごととして想像しやすくなる
- 「国」や「市場」ではなく、「一人の人生」から世界を見る視点を得られる
- SNSで共有し、他者と議論しやすい「物語」としてニュースに接続できる
イサベル・アジェンデが語る創作の話は、文学ファンだけでなく、「自分は何を表現し、社会とどうつながるのか」を考えたいすべての人にとって、ヒントになるかもしれません。
考えるきっかけとしての国際ニュース
『Portraits of Latin America』のようなシリーズは、単に情報を得るためではなく、自分の視点を静かにアップデートするきっかけとしても機能します。ラテンアメリカの作家やアーティスト、リーダーたちの言葉に耳を傾けることは、日本で暮らす私たち自身の生き方や働き方を見つめ直すヒントにもなり得ます。
ニュースを「事実の羅列」で終わらせず、「物語」として味わい、次の会話や議論につなげていく。そうした読み方・見方を支える国際ニュースコンテンツとして、このシリーズを追いかけてみる価値はありそうです。
Reference(s):
cgtn.com








