ルーマニア大統領選、無所属ジョルジェスク氏が僅差リード 決選進出争いが混戦
ルーマニア大統領選、無所属ジョルジェスク氏が暫定トップ
ルーマニア大統領選の開票が進むなか、独立系候補のカリン・ジョルジェスク氏が僅差でリードしています。国際ニュースとしても注目されるこの選挙は、現時点で誰が決選投票に進むのか予断を許さない状況です。
開票率77%でジョルジェスク氏が21.9%
選挙管理当局が日曜夜に公表した暫定集計(開票率77%)によると、ジョルジェスク氏は得票率21.9%でトップに立っています。
- 1位:カリン・ジョルジェスク氏(無所属) 21.9%
- 2位:マルセル・チョラク首相(社会民主党) 21.3%
- 3位:エレナ・ラスコニ氏(セーブ・ルーマニア連合) 16.3%
- 4位:ジョルジェ・シミオン氏(ルーマニア統一同盟) 14.5%
ジョルジェスク氏とチョラク首相の差はごくわずかで、依然として激しい接戦となっています。
鍵を握るブカレストとディアスポラ票
今回は、首都ブカレストと国外在住の有権者(ディアスポラ)の票が、大統領選の行方を左右する決定的な要素になっています。
現時点で、まだ開票されていない票は約280万票とされています。そのうち、
- ブカレスト:約93万票
- ディアスポラ:約82万票
合わせて170万票が、残票の大半を占めています。これらの地域の動向しだいで、1回目投票の最終結果は大きく変わる可能性があります。
ラスコニ氏は巻き返しなるか
出口調査では、エレナ・ラスコニ氏がブカレストとディアスポラで健闘する可能性が指摘されています。もしこの2地域で大きく支持を伸ばせば、現在約45万票とされるチョラク首相との差を縮め、逆転する展開もありえます。
その場合、決選投票の構図は「ジョルジェスク氏 対 チョラク首相」から、「ジョルジェスク氏 対 ラスコニ氏」という新たな対決に変わることになります。
決選進出争いは「まだ決まっていない」
開票が約4分の3まで進んだ現時点でも、専門家や選挙アナリストは「最終順位を断定するのは時期尚早だ」として慎重な見方を崩していません。
残る票の比率と、ブカレストおよびディアスポラの重みを踏まえると、「誰が1回目投票を首位で通過するか」以上に、「誰が2位を確保し、ジョルジェスク氏に決選で挑むのか」が最大の焦点になりつつあります。
日本の読者にとっての意味
今回のルーマニア大統領選は、欧州政治のダイナミズムを映し出す国際ニュースの一つです。無所属候補が暫定トップに立ち、現職首相や野党リーダーと僅差の争いを演じている構図は、ヨーロッパ各地で進む政治の再編とも重なって見えます。
まだ多くの票が残るなか、最終的に誰が決選投票に進むのか。ブカレストとディアスポラ票がカギを握るこの接戦の行方と、今後のルーマニア政治の方向性に注目が集まっています。最終結果の発表が待たれます。
Reference(s):
cgtn.com








