エジプト紅海でダイビング船転覆 4人死亡・8人不明に
2025年12月8日時点の情報によると、エジプト東部の紅海沖で起きたダイビング船転覆事故で、新たに4人の遺体と4人の生存者が救助されました。依然として8人の行方が分からず、国際的な関心が高まっています。
事故の概要
エジプト紅海沿岸を管轄する紅海県のアムル・ハナフィ知事によると、火曜日に行われた捜索活動で、転覆したダイビング船から4人の遺体と4人の生存者が見つかりました。事故はその前日の月曜日、エジプト東部の紅海沖で発生しました。
ダイビング船はSea Storyという名前で、日曜日に複数日にわたるダイビング旅行に出発し、金曜日にエジプトのフルガダの町に帰港する予定でした。事故当時、船には複数の国からの観光客31人と、13人の乗組員のあわせて44人が乗っていました。
ハナフィ知事によれば、月曜日の早朝、船は大きな波を受けて転覆し、南東部のマルサアラム付近で事故が起きたとされています。
生存者と行方不明者
今回新たに救助された4人の生存者のうち、2人はベルギー国籍、1人はスイス国籍、1人はエジプト人でした。これにより、この船から救助された生存者は合計32人になりました。
一方で、身元がまだ確認されていない4人の遺体が収容されており、さらに8人の行方が依然として分かっていません。行方不明者の中には、ポーランド出身の2人とフィンランド出身の2人が含まれていると、それぞれの国の外務省が明らかにしています。
これまでに分かっている主な数字
- 乗客・乗組員の総数: 44人(観光客31人、乗組員13人)
- 生存者: 32人
- 死亡が確認された人: 4人(身元確認中)
- 行方不明者: 8人
多国籍の観光客が乗船
紅海県知事の発表によると、このダイビング船には、ベルギー、英国、中国、フィンランド、ドイツ、アイルランド、ポーランド、スロバキア、スペイン、スイス、アメリカ合衆国など、複数の国と地域から観光客が乗船していました。
観光目的のダイビングツアーで、多様な国籍の人々が同じ船に乗り合わせていたことから、事故の影響はエジプト国内だけでなく、各国の家族や関係者にも広がっています。
救助活動と安全性への視線
ハナフィ知事は、メディアの取材に対し、軍のヘリコプターやフリゲート艦(護衛艦)、複数のダイバーが投入され、救助活動が行われていたと説明しました。現場海域の捜索には大規模な体制がとられ、行方不明者の発見が急がれていました。
当局によると、この船は必要なライセンスを取得しており、事前の検査にも合格していました。予備的な調査では、機械的な故障などの技術的な不具合は確認されていないということです。
現時点の説明では、突然の大きな波が転覆の直接的なきっかけになったとみられていますが、運航体制や安全管理、気象や海の状況に関する情報共有が十分だったかどうかなど、今後の詳しい検証が注目されます。
私たちが考えたいこと
海外の観光地でのレジャーは、非日常を楽しむ時間であると同時に、海や自然の力と隣り合わせでもあります。今回のエジプト紅海でのダイビング船事故は、私たちに次のような問いを投げかけています。
- 海外でアクティビティに参加するとき、自分自身でどこまで安全情報を確認しているか
- 天候や海の状況が悪化した場合に、ツアーの中止や変更をどう判断すべきか
- 多国籍の参加者がいるツアーで、緊急時の連絡や避難の手順が十分に共有されているか
国際ニュースとして事故の経緯を知ることはもちろんですが、次に自分や家族が旅行に出かけるときの行動を見直すきっかけにもなりそうです。
Reference(s):
4 bodies, 4 survivors recovered from Egypt Red Sea sinking: governor
cgtn.com







