米国で食料品の支払いが重荷に 感謝祭ディナーが映す物価高 video poster
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2025年の感謝祭シーズン、米国では多くの家庭がいまだに食料品の支払いに苦しんでいます。七面鳥ディナーの価格は昨年より下がったものの、新型コロナ流行前の水準よりは依然として高く、家計への重荷となっている現状が見えてきます。
感謝祭ディナーは昨年より安くなったが、パンデミック前より高いまま
米国の感謝祭では、七面鳥を中心とした伝統的なディナーが欠かせません。ことしのディナーの平均的な費用は、昨年よりは低くなったとされていますが、新型コロナ流行前の価格と比べると依然として大きく上回っています。
価格がわずかに落ち着いたとはいえ、数年前よりも高い水準が続くことで、特に所得の限られた家庭ほど感謝祭の準備をするだけでも精いっぱいという状況になりやすくなります。
多くの人がいまだに食料品の支払いに苦しむ現実
こうした中、米国では日常の食料品の支払いに苦労している人が少なくありません。感謝祭のような特別な行事だけでなく、ふだんの食卓をどう維持するかが大きな課題になっています。
食料品価格が新型コロナ流行前より高止まりしていることは、月々の予算に余裕のない家庭ほど直撃します。給料日までの数日をどう乗り切るか、店で何をあきらめるかといった細かな選択が積み重なり、精神的な負担にもつながります。
マイアミで広がる「誰も取り残さない」地域の取り組み
中国国際テレビ局(CGTN)のニッツァ・ソレダッド・ペレス記者は、米フロリダ州マイアミから、こうした状況のなかでも地域の連帯が広がっている様子を伝えています。感謝祭の時期にあわせて、地域コミュニティが協力し、できるだけ多くの人が祝日の食事を分かち合えるように工夫しているという内容です。
地域の団体やボランティアが協力して食料を集め、必要としている家庭に配ったり、無料や低価格で食事を提供したりする取り組みが進んでいます。こうした活動は、一度きりの支援にとどまらず、助けが必要な人と地域社会とのつながりをつくるきっかけにもなります。
なぜこのニュースが日本の読者にとっても重要か
この国際ニュースが伝えるのは、豊かな国と見られがちな米国でも、食料品の支払いに苦しむ人が多いという現実です。物価の変動が生活の安心感を揺るがすのは、どの国でも共通の課題です。
同時に、マイアミで見られるような地域コミュニティの連帯は、困難な状況の中でも人々が互いに支え合うことができるという可能性も示しています。物価高が続くときこそ、行政だけでなく、地域や市民がどのように力を合わせるかが問われます。
感謝祭ディナーの価格をめぐる動きは、単なる値段の話ではなく、暮らしの不安と、それを支えようとする社会の力を映し出す鏡でもあります。日本にいる私たちにとっても、自分たちの地域でどのような支え合いができるのかを考えるきっかけになりそうです。
ポイントのまとめ
- 2025年の感謝祭ディナーは、昨年より安いものの新型コロナ流行前より高い水準にとどまっています。
- 米国では多くの人が依然として食料品の支払いに苦しみ、日常の生活にも影響が出ています。
- マイアミでは、地域コミュニティが協力して、感謝祭の食事を分かち合えるよう支援の輪が広がっています。
- この動きは、物価高の時代における地域の連帯のあり方を考える手がかりとなります。
Reference(s):
cgtn.com








