DPRK、新首相にパク・テソン氏 党総会拡大会議で重要人事
朝鮮民主主義人民共和国で新首相が就任
朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)で、与党・朝鮮労働党(WPK)の重要会合において、パク・テソン氏が新たな首相(premier)に任命されたと、国営の朝鮮中央通信(KCNA)が日曜日に伝えました。今回の人事は、一連の幹部交代の一環として発表されており、政権運営の体制に変化が生じていることをうかがわせます。
党総会拡大会議で相次いだ人事
KCNAによると、この任命は、朝鮮労働党第8回中央委員会第11回総会の拡大会議が、首都・平壌で12月23日から27日まで開かれた際に決定されたものです。この会合では、首相人事を含む複数の「重要人事」がまとめて発表されました。
パク・テソン氏が首相に任命
会合ではまず、パク・テソン氏が朝鮮民主主義人民共和国の新しい首相に任命されました。首相は、政府運営に深く関わる要職であり、その交代は内外の注目を集めます。
党指導部でもポストを拡大
パク氏は、政府トップの一人としての首相就任に加えて、朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会(プレジディウム)の委員にも補選されました。政治局常務委員会は、党指導部の中でも中枢に位置づけられる機関とされており、パク氏が党と政府の両方で重い役割を担うことになります。
崔善姫外相も政治局メンバーに
さらに、KCNAの報道によれば、崔善姫(チェ・ソンヒ)外相も、朝鮮労働党中央委員会政治局の委員に補選されました。外相が政治局メンバーに加わることで、外交分野の声が党の意思決定プロセスの中で一層強まる可能性があります。
今回の人事が意味するもの
今回の新首相任命と党指導部の人事は、次のような点で注目されています。
- 党と政府の連携の強化:首相が同時に党の中枢機関にも名を連ねることで、党と政府の政策運営がより密接に調整されるとみられます。
- 外交ラインの存在感:現職外相である崔善姫氏が政治局に加わったことで、外交政策の優先度が高まっているとの見方も出ています。
- 指導部体制の再編:複数の幹部人事が同じ会合で発表されたことから、現在の指導部体制を整理・強化する動きの一環と受け止められます。
今後の焦点
朝鮮民主主義人民共和国の新たな首相と党指導部の体制が、今後どのような政策運営や対外姿勢につながるのかは、引き続き注目されます。特に、首相と外相がいずれも党内で存在感を増したことで、党の決定と政府の実務がどのように結びついていくのかが一つの焦点となりそうです。
今回の人事は詳細こそ限られているものの、朝鮮半島情勢や地域の安全保障、周辺国との関係をウォッチするうえで、押さえておきたいニュースと言えるでしょう。
Reference(s):
cgtn.com








