ブルガリア国民議会がゼリャズコフ氏率いる新連立内閣を承認
ブルガリア国民議会が、GERB-UDFが擁立したローセン・ゼリャズコフ氏をトップとする新しい連立内閣を承認しました。総選挙から2カ月以上かけてようやく成立した政権であり、欧州の政治・経済にも影響しうる動きとして注目されています。
何が起きたのか:木曜日に新連立内閣を承認
ブルガリア国民議会は木曜日、GERB-UDFの候補であるローセン・ゼリャズコフ氏が率いる連立内閣を承認しました。この記事の執筆時点(2025年12月8日)から見ると、新政権が発足した直後のタイミングです。
今回のポイントを整理すると、次の3点です。
- 木曜日、国民議会が新内閣を正式に承認したこと
- GERB-UDFが推すローセン・ゼリャズコフ氏が連立内閣のトップとなること
- 議会選挙から2カ月以上たってようやく政権合意に至ったこと
2カ月以上続いた「政治の空白」
発表によると、この新連立内閣が承認されるまでには、議会選挙から2カ月以上を要しました。これは、その間、各政党が連立の組み合わせや政策合意をめぐって激しい協議を続けてきたことを意味します。
議会選挙の結果、どの政党も単独で安定多数を持てない場合、複数の政党が連立を組んで政権を構成する必要があります。今回のブルガリアのケースも、その典型的な例だといえます。
なぜ連立政権づくりに時間がかかるのか
連立政権の交渉は、単にポスト配分を決めるだけではありません。主要政策についての合意が必要となるため、時間がかかりやすい構造があります。
- 経済・財政政策をどのような方向にするか
- 社会保障や教育などの優先順位をどうつけるか
- 司法制度や統治の透明性をどう確保するか
こうした論点で各党が譲歩と妥協を重ね、ようやく新内閣を成立させたというのが今回の流れです。
ローセン・ゼリャズコフ氏とGERB-UDFの役割
新内閣を率いるローセン・ゼリャズコフ氏は、GERB-UDFが国民議会に提示した首班候補です。国民議会がこの人事を承認したことで、ゼリャズコフ氏が連立パートナーとともに政権運営のかじ取りを担うことになります。
ゼリャズコフ氏にとっては、次のような点が試される局面となりそうです。
- 連立各党の利害を調整し、安定した議会運営を行えるか
- 総選挙後の政治的不確実性をどこまで早く解消できるか
- 国内外の信頼を得られる政策を打ち出せるか
ブルガリア政治の安定はなぜ国際ニュースになるのか
ブルガリアの政権の動きは、同国に直接関わる人々だけでなく、欧州全体、ひいては日本を含む国際社会にとっても無関係ではありません。欧州の一国における政治の安定は、次のような分野に波及しうるからです。
- 欧州レベルでの経済・通商政策の意思決定
- エネルギー政策やインフラ投資など長期的なプロジェクト
- 周辺地域の安全保障環境への対応
一国の政権交代や新政権の安定度は、欧州の意思決定プロセスに影響し、その結果が日本企業や日本の外交・経済にも間接的に跳ね返ってくることがあります。その意味で、今回の新内閣承認は、日本語でフォローしておきたい国際ニュースだといえます。
日本の読者が押さえておきたい視点
今回のニュースを、日本の読者としてどう捉えればよいのでしょうか。考えるヒントになりそうな視点をいくつか挙げます。
- 議会制民主主義の「調整コスト」
複数政党が存在し、連立が前提となる政治では、政権樹立に時間がかかることがあります。それは不安定さの表れであると同時に、多様な意見をすり合わせるプロセスでもあります。 - 選挙結果と政権構成のズレ
有権者が投じた票は、すぐに一つの政権に直結するとは限りません。連立交渉を通じて、「誰が誰と組むのか」が後から決まるためです。 - 国際ニュースを通じて自国の政治を考える
海外の政治ニュースを知ることは、日本の政治制度や選挙のあり方を相対化して考えるきっかけにもなります。
これからの注目ポイント
この記事の執筆時点では、新連立内閣は発足したばかりです。今後、次のような点が注目されます。
- 連立内閣がどれだけ長く、安定して政権を維持できるか
- 経済や物価、賃金など、日常生活に直結する政策で成果を出せるか
- 欧州内での立ち位置をどう築き、国際社会とどのように関わっていくのか
ブルガリアの新連立内閣の行方を追うことは、欧州政治のダイナミズムを理解し、日本のこれからを考える素材にもなります。ニュースを通じて世界の動きをつかみつつ、自分なりの視点を少しずつアップデートしていきたいところです。
Reference(s):
Bulgarian parliament approves new cabinet led by Rosen Zhelyazkov
cgtn.com







