トルコ・カルタルカヤのホテル火災、死者76人に 9人を拘束
トルコ(Türkiye)北西部の人気スキーリゾート、カルタルカヤで発生したホテル火災で、死者は76人に増えました。現地当局は9人を拘束し、原因と責任の解明を進めています。
スキーリゾートを襲った深夜の火災
火災が起きたのは現地時間の火曜日未明でした。イスタンブールの東およそ300キロ、ボル県のコログル山地にあるカルタルカヤの12階建て木造ホテルで、4階のレストラン付近から出火し、上階へと一気に燃え広がったと伝えられています。
当時、ホテルには休暇シーズンで238人の宿泊客が滞在しており、多くの人が就寝中だったとみられます。スキーリゾートとして知られる地域での大型ホテル火災は、被害の大きさだけでなく、安全対策への不安も広げています。
捜索は終了、死者76人に
現場を訪れたアリ・イェルリカヤ内相は、記者団に対し捜索・救助活動は終了したと説明しました。これまでに確認された死者は76人で、時間の経過とともに犠牲者数は増加してきました。
内相は「残念ながら、失われた命の数は76人に増えました。チームは捜索作業を終え、現在も調査を続けています」と述べ、犠牲者に哀悼の意を表するとともに、原因究明を急ぐ考えを示しました。
9人を拘束 国家としての対応も
火災との関連で、当局はこれまでに9人を拘束しました。ホテルの運営や設備管理などに関わる人物を含むとみられ、過失や安全管理上の問題がなかったかが焦点となっています。
レジェプ・タイイップ・エルドアン大統領は、閣議後の記者会見で水曜日を全国的な服喪の日とすると表明しました。そのうえで「この災害を引き起こした者、怠慢や過ちのある者は、法の下で責任を問われる」と述べ、厳正な捜査と処分を約束しました。
問われる観光地の安全管理
スキーリゾートやリゾートホテルは、多くの人が同じ建物に滞在し、夜間には避難が難しくなるという特性があります。特に木造の高層建築では、一度火が出ると短時間で燃え広がりやすく、今回のように被害が甚大になるおそれがあります。
今回のトルコの火災は、観光地や宿泊施設の安全管理をどう高めていくかという課題を、あらためて世界に突きつけました。旅行者にとっても、非常口や避難経路の確認など、基本的な安全意識を持つことの重要性が再認識されています。
トルコ当局は、今後も火災の原因と責任の所在を調べるとともに、スキーリゾートを含む観光施設全体の防災対策の見直しを進めるとみられます。
Reference(s):
Death toll rises to 76 in Türkiye ski resort fire, 9 detained
cgtn.com








