中国版『くるみ割り人形』が米ワシントンで話題 ナショナル・バレエ・オブ・チャイナ公演 video poster
バレエの定番作品『くるみ割り人形』に中国ならではのひねりを加えた舞台が、米ワシントンのケネディ・センターで観客を魅了しています。クラシックなバレエと中国の表現が出会うこの公演は、2025年冬の国際文化ニュースとしても注目されています。
ナショナル・バレエ・オブ・チャイナが米国の大劇場に登場
この『くるみ割り人形』を上演しているのは、中国を代表するバレエ団であるナショナル・バレエ・オブ・チャイナです。会場は、米首都ワシントンD.C.の象徴的な劇場、ケネディ・センター。ホリデーシーズンの名作として親しまれてきた作品に、中国のバレエ団が新たな解釈を持ち込んでいます。
観客の前に立つのは、おなじみの物語でありながら、動きや演出の随所に中国の感性が感じられる『くるみ割り人形』。アメリカの観客にとっては、慣れ親しんだ音楽と物語でありつつも、どこか新鮮なステージとして受け止められているようです。
クラシック作品に中国のひねり
今回の公演は、原作バレエの魅力を大切にしながら、中国ならではのひねりを加えている点が特徴です。クラシックな構成を土台にしつつ、表現や雰囲気に変化をつけることで、作品全体に独自の色合いを与えています。
こうしたアプローチは、世界中で上演されてきた『くるみ割り人形』という作品が、いまもなお新しい解釈を生み出せる「生きたクラシック」であることを示しているとも言えます。バレエファンにとっても、初めてバレエに触れる観客にとっても、双方に開かれた舞台と言えるでしょう。
CGTNが舞台裏を取材 ダンサーたちの思いに迫る
公演を伝える中国国際メディアCGTNのフランシス・クオ記者は、ケネディ・センターの舞台裏で、作品を支える人々に話を聞いています。演出家やダンサー、スタッフたちが、どのような思いでクラシック作品に向き合い、中国から持ち込んだ表現をどう生かしているのか。その声を通じて、ステージの奥行きが浮かび上がります。
こうした舞台裏の視点は、華やかな本番の裏にある長い稽古や試行錯誤を伝え、観客にとっても作品をより深く味わうきっかけになります。
なぜこの公演が「今」気になるのか
今回の『くるみ割り人形』は、単なるエンターテインメントにとどまらず、国と地域をまたぐ文化交流の一場面としても注目できます。米国の主要劇場で、中国のバレエ団がクラシック作品を通じて自らの表現を示すことは、互いの文化を知り合うきっかけにもなります。
日本の読者にとっても、このニュースは他人事ではありません。クラシック作品をどう自分たちの文脈で受け取り、アレンジしていくのかという問いは、日本の芸術やエンターテインメントにも通じるテーマだからです。
- おなじみの名作を、あえて別の文化の視点から上演すること
- 観客が「知っている物語」を通じて、知らない文化に触れること
- 舞台芸術が、政治や経済とは別のレベルで対話の場をつくること
こうしたポイントに目を向けると、ワシントンでの『くるみ割り人形』は、私たちが「国際ニュース」をどう見るかを静かに問い直すケーススタディにもなります。遠い国の話として眺めるだけでなく、自分の身近な舞台や文化活動に重ね合わせて考えてみると、ニュースの景色も少し違って見えてくるかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








