中国春節映画、興行収入80億元突破 史上最高を更新 video poster
中国の春節(旧正月)映画シーズンで、2025年の興行収入が2月3日時点で80億元(約11億1,000万ドル)を超え、過去最高を更新しました。中国の映画市場だけでなく、世界のエンターテインメント産業の動きを映す国際ニュースとして注目されています。
2月3日時点で興行収入80億元超、前年記録を更新
報道によりますと、2025年の春節期間中に中国の映画館で記録された興行収入は、2月3日の時点ですでに80億元を突破しました。これは前年の春節シーズンの記録を上回り、「史上最も稼いだ春節映画シーズン」になったとされています。
- 興行収入:80億元超(約11億1,000万ドル)
- 期間:2025年の春節連休シーズン
- 特徴:前年の記録を更新し、春節シーズンとして過去最高
春節はなぜ映画館がにぎわうのか
春節は、多くの人がふるさとに帰省し、家族で過ごす一年で最も重要な祝日です。買い物や外食と並んで、「家族で映画を観に行く」ことが都市部だけでなく地方都市にも広がり、春節の定番の過ごし方として定着しつつあります。
「家族で映画」が定番の娯楽に
複数世代が一緒に楽しめる作品が増えたことで、映画館は世代間がゆるくつながる場にもなっています。家族連れだけでなく、若いカップルや友人グループもSNSで話題の作品をチェックし、休日の予定として映画館を選ぶ動きが強まっています。
記録更新を支える3つの要因
今回の記録的な興行収入の背景には、いくつかの要因が重なっていると考えられます。
- 多様なジャンルの新作:コメディ、アクション大作、家族向けアニメーションなど、幅広い層を狙った作品が同時期に公開されたこと。
- SNSを通じた口コミ:短い動画やレビュー投稿を通じて話題が広がり、「早く観ないと置いていかれる」という空気が生まれたこと。
- 映画館体験の価値向上:大型スクリーンや音響設備が整ったシアターが増え、自宅視聴とは違う「イベント」としての映画体験が意識されていること。
世界の映画産業への影響
春節シーズンの中国映画市場の伸びは、世界の映画ビジネスにとっても無視できない動きです。海外の配給会社や制作スタジオにとって、中国の春節シーズンは公開スケジュールを組むうえで重要な前提条件になりつつあります。
中国発の作品が海外で公開されるケースも増えており、アジア発のコンテンツが世界のスクリーンを彩る流れは今後も続きそうです。
日本の観客と業界へのヒント
日本でも大型連休に合わせて話題作を集中投入する動きはありますが、「家族で映画」という習慣はまだ地域差があります。春節シーズンの成功は、
- 家族や友人が一緒に楽しめる作品ラインナップ
- 連休の「イベント」として映画館を位置づける宣伝
- SNSと連動した口コミづくり
といった取り組みが、観客動員を押し上げる鍵になることを示しているとも言えます。
これからの春節映画シーズンをどう見るか
2025年の春節映画シーズンで記録が更新されたことで、中国の映画市場は今後も世界の注目を集め続けそうです。観客が映画館に何を求めているのか、どのような体験に価値を見いだしているのかを考えるうえで、今回の動きは日本を含む各国・地域にとっても参考になるでしょう。
ニュースを追いかけるだけでなく、自分が次にどんな作品を、誰と、どこで観たいのかを考えてみると、春節シーズンの数字が少し違って見えてくるかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








