ニューデリー駅で将棋倒し、少なくとも18人死亡 Maha Kumbh列車に殺到
インドの首都ニューデリーの鉄道駅で将棋倒しによる群衆事故が発生し、少なくとも18人が死亡、10数人が負傷しました。Maha Kumbhが開かれるプラヤグラジ行きの列車に乗ろうと、乗客が一斉にホームへ殺到したことが原因とされています。
国際ニュースとして、この事故は、大規模イベントに伴う移動が集中したときのリスクと、群衆安全をどう確保するかという課題を改めて突きつけています。
ニューデリー駅で何が起きたのか
事故が起きたのは、現地時間の土曜日、ニューデリーの主要鉄道駅です。少なくとも18人が死亡しており、そのうち11人が女性、5人が子どもでした。負傷者も10数人にのぼっています。
インド鉄道省(Ministry of Railways)は声明で、この不幸な出来事について高位の調査を指示したと明らかにし、原因の究明と再発防止策の検討を進める方針を示しました。
- 場所:インド・ニューデリーの鉄道駅
- 死者:少なくとも18人(女性11人、子ども5人を含む)
- 負傷者:10数人
- 状況:Maha Kumbhのためプラヤグラジへ向かう列車に乗ろうと乗客が殺到
- 対応:鉄道省が高位の調査を指示
Maha Kumbh行き列車への殺到が事故の引き金に
今回の群衆事故は、プラヤグラジで行われるMaha Kumbhへ向かう列車に乗ろうと、多くの人びとが一度にホームへ押し寄せたことが引き金になりました。限られたスペースに短時間で多くの人が集中すると、ちょっとしたきっかけで将棋倒しが起き、身動きが取れなくなる危険があります。
とくに鉄道駅のホームや階段、連絡通路などは、構造上、人の流れが滞りやすい場所です。出口や入口が狭い、案内が不十分、列車の到着・出発時刻が重なる、といった要因が重なると、危険な密集状態が生まれやすくなります。
モディ首相が哀悼と支援の意向を表明
インドのナレンドラ・モディ首相は、SNSのXに投稿し、この事故に深い悲しみを示しました。首相は、負傷者の早い回復を祈るとともに、当局が被害に遭った人びとを支援していると述べています。
トップが迅速にメッセージを発信することは、被害者や家族への連帯を示すと同時に、行政機関に対しても対応を急ぐよう示唆する意味を持ちます。今回、鉄道省が高位の調査を指示したことも、国として事故の重さを受け止めていることの表れだと言えます。
群衆事故はなぜ起きるのか
今回のニューデリーの事故の詳細な経緯は、これからの調査で明らかにされていきます。ただ、一般に将棋倒しを含む群衆事故には、いくつか共通するパターンがあると指摘されています。
- 一時的に人が集中し、極端な密集状態になる
- 先頭や一部の人の転倒がきっかけで、後ろから押され連鎖的に倒れる
- 出口や通路が狭く、人の流れが分散できない
- 現場の案内や誘導が十分でなく、不安や焦りが広がる
人の数が一定の密度を超えると、個々人が自分の意思で動くことが難しくなり、押しているつもりはなくても押してしまう状況になります。その結果、転倒した人の上にさらに人が折り重なり、窒息や圧迫による被害が広がってしまいます。
2025年の今、私たちが考えたいこと
大規模なイベントや移動が増えるなか、群衆事故をどう防ぐかは、2025年の今も各国で共通の課題です。今回のニューデリーの事故は、日本に住む私たちにとっても他人事ではありません。
行政や運営側には、事前の人流予測や入場制限、現場での誘導体制の強化など、さまざまな対策が求められます。一方で、私たち一人ひとりにも、混雑した場所では次のような心がけが必要です。
- 極端な混雑が予想される場所や時間帯をできるだけ避ける
- 押さない・走らない・立ち止まらないといった基本を守る
- 危険を感じたら、早めに人の少ない方向へ移動する
- 現場でのアナウンスや係員の指示に従う
国際ニュースを通じて、遠く離れた場所で起きた事故の背景や教訓を知ることは、私たち自身の安全を守ることにもつながります。ニューデリーの悲劇を繰り返さないために、群衆の中にいるときのリスクと向き合う視点を持ち続けたいところです。
Reference(s):
At least 18 dead after stampede at New Delhi railway station
cgtn.com








