EU首脳がキーウ入り ロシア・ウクライナ紛争3年の節目サミット
ロシア・ウクライナ紛争の発生から3年の節目となる12月8日、EUの主要首脳が首都キーウを訪れました。現地とオンラインを合わせて各国首脳が参加するサミットで、ウクライナの今後の戦略と安全保障の枠組みが話し合われます。
EU首脳がキーウ入り 紛争3年の節目サミット
ウクライナの首都キーウには8日、EU欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長と、欧州理事会議長のアントニオ・コスタ氏が到着しました。両氏は、ロシア・ウクライナ紛争の発生から3年を迎えることを踏まえて開かれるサミットに出席します。
今回のサミットは、今も続く紛争の中で、ウクライナと欧州側がどのように長期的な戦略を描くのかを確認する場となります。現地訪問という形でキーウに足を運ぶこと自体が、ウクライナへの連帯を示すシンボルといえます。
13か国の首脳が現地参加 24人はオンラインで
ウクライナのゼレンスキー大統領は、キーウで13か国の首脳がサミットに参加し、さらに24人の首脳がオンラインで加わる見通しだと述べています。ウクライナのメディアEuropean Pravdaによると、参加する首脳たちは、ウクライナの戦略と安全保障の保証の枠組みについて議論する予定です。
対面とオンラインを組み合わせた形式は、多くの国の首脳が物理的制約を超えて議論に参加できる点で、国際会議の新しいスタイルとして定着しつつあります。キーウに集う首脳とオンライン参加の首脳が、どのように役割分担しながら議論を深めるのかも注目されます。
議題の中心となる「安全保障の保証」
サミットの焦点のひとつが、安全保障の保証のフォーマット、つまりウクライナに対してどのような形で安全を支える仕組みを設計するかという点です。
- どの国が、どの分野でウクライナを支えるのか
- 軍事面だけでなく、経済やエネルギーなどを含めた総合的な支援とするのか
- 短期的な支援にとどめるのか、それとも長期的な枠組みとして制度化するのか
こうした論点は、紛争が長期化する前提のもとで、ウクライナがどのように自国の安全保障戦略を組み立てるのかと直結します。
日本の読者が押さえておきたいポイント
今回の国際ニュースは、日本にいる私たちにとっても他人事ではありません。キーウでのサミットから見えてくるポイントを、いくつか整理しておきます。
- 紛争3年という節目に、欧州首脳が現地を訪れて議論するというメッセージ性
- 安全保障の保証というテーマが、軍事だけでなく政治・経済を含む広い概念として扱われていること
- 現地参加とオンライン参加を組み合わせた、多層的な首脳外交のスタイル
ウクライナをめぐる議論は、遠い地域の出来事のように見えて、日本の安全保障やエネルギー、経済の議論ともつながっています。今回のキーウでのサミットが、今後どのような具体的な枠組みや合意につながっていくのかを追いかけることで、世界の安全保障環境を自分ごととして捉えるきっかけにもなりそうです。
Reference(s):
EU leaders arrive in Kyiv to mark 3 years of ongoing conflict
cgtn.com








