ガザ停戦協議、ハマスが第2段階入りを主張 仲介続くエジプト・カタール
ガザ地区の停戦協議をめぐり、ハマスはエジプトとカタールの仲介で、停戦合意の履行と第2段階の和平協議に向けた努力が続いていると説明しました。戦闘と人道危機が長引く中、ガザの行方を左右する重要な局面となっています。
エジプト・カタールが仲介 ハマスは第2段階入りを主張
ハマスの報道担当者アブドルラティフ・アルカヌー氏は、火曜日の声明で、エジプトとカタールの仲介者が停戦合意の履行を最終決定し、交渉の第2段階に入るための調整を続けていると述べました。
アルカヌー氏は、こうした動きについて「前向きな兆候がある」と評価し、ハマスとしては、パレスチナの人々の要求に応える形で今後の交渉に臨む用意があると強調しました。
ハマスによれば、月曜日には指導部の代表団がエジプトの首都カイロに到着し、第2段階の交渉をどのような仕組みで始めるかについて協議したということです。
42日間の第1段階は終了も 恒久停戦への道筋見えず
ハマス側の説明では、停戦合意の第1段階は42日間とされており、今年3月上旬に期限を迎えました。しかし、その後に続くはずだった恒久的な戦闘終結に向けた段階的な取り決めについては、いまだ合意に至っていません。
この戦争は、2023年10月7日にハマスがイスラエルを攻撃したことをきっかけに始まりました。それから長期にわたりガザでの戦闘が続き、停戦合意とその履行をめぐる交渉が、事態打開のカギとなっています。
ハマスとイスラエル 「次の段階」をめぐる食い違い
停戦合意の今後をめぐっては、ハマスとイスラエルの立場の違いが鮮明になっています。ハマスは、直ちに第2段階の交渉に入るべきだと主張しています。一方、イスラエル側は、第1段階の延長を求めているとされ、双方の思惑は一致していません。
ハマスは月曜日の声明で、イスラエルが合意を反故にし、第2段階の開始を拒んでいると非難しました。声明では、イスラエルの対応は「責任逃れと引き延ばしの意図を露呈している」として、強い不信感を示しています。
水と支援物資をめぐる圧力 続く空爆
今回の協議を前に、イスラエルはガザ地区で唯一の海水淡水化プラントへの電力供給を停止しました。ハマスはこれを「卑劣で容認できない揺さぶり」だと批判しています。停戦協議が行き詰まる中、イスラエルはガザへの支援物資の搬入もすでに停止しているとされています。
軍事行動も続いています。ここ数日、イスラエル軍はガザ地区の戦闘員を標的とした空爆を日常的に実施しており、火曜日にはガザ市で少なくとも4人の男性が死亡したと、同地区の民間防衛当局が伝えています。
イスラエル軍は、自軍の空軍が「部隊に脅威を与える不審な行動に関与していた複数の戦闘員」を攻撃したと説明していて、安全確保のための作戦だとしています。
ガザ停戦協議の今後の焦点
停戦の枠組みが揺れる中、ガザ情勢は依然として緊張が続いています。今回の協議で注目されるポイントは次の通りです。
- エジプトとカタールの仲介で、第2段階に関する具体的な工程表をまとめられるかどうか
- イスラエルとハマスの主張の隔たりを、停戦合意の修正や保証の仕組みなどで埋められるかどうか
- ガザへの電力供給や支援物資の再開など、人道状況の悪化を抑える措置が取られるかどうか
ガザの人々の生活を大きく左右する停戦協議は、単に戦闘を止めるだけでなく、その後の地域の安定や復興の方向性をも決める重要なプロセスです。エジプトとカタールの仲介努力が、実効性のある停戦に結びつくのかが、今後の大きな焦点となります。
Reference(s):
cgtn.com








