スーダン軍がハルツーム国際空港を掌握 RSF拠点も制圧と発表
スーダン軍(SAF)は、準軍事組織RSFが2023年4月中旬から掌握してきたとされるハルツーム国際空港を奪還し、首都圏の戦略拠点を複数制圧したと発表しました。長期化するスーダン情勢の転換点となる可能性があります。
スーダン軍「ハルツーム国際空港を完全制圧」
スーダン軍(Sudanese Armed Forces=SAF)は現地時間の水曜日、RSFの支配下にあったハルツーム国際空港を掌握したと明らかにしました。SAFのハルツーム作戦司令官Mohamed Abdul-Rahman Al-Belawi氏は、衛星放送アルジャジーラの報道で「ハルツーム国際空港を掌握した」と述べています。
さらに、新華社通信によると、匿名の軍関係者は「スーダン軍地上部隊がハルツーム国際空港の制圧に成功し、完全に確保した」と述べ、空港が軍の管理下にあることを強調しました。
RSFの主要キャンプも制圧 「最後の拠点」と位置づけ
SAF報道官のNabil Abdalla氏は声明で、ハルツーム南方のJabal Awliya市にあるRSFのキャンプ「Taiba Al-Hasanab」を制圧したと発表しました。このキャンプは、RSFにとって首都圏における主要キャンプであり、「ハルツームでの最後の拠点」だと説明されています。
Abdalla氏は、RSF側の残存勢力について「散発的な小規模拠点として残っているにすぎず、近く掃討される」と述べ、首都ハルツームにおける軍事的優位をアピールしました。
首都ハルツームの戦況にとっての意味
ハルツーム国際空港や主要キャンプのような施設は、部隊や物資の移動、指揮命令系統の維持に重要な役割を果たす戦略拠点です。こうした地点をSAFが掌握したと主張していることは、首都ハルツームにおける戦況の流れが変化しつつあることを示唆しています。
一方で、RSFの「小規模なポケット」が残っているとされることから、市街地での散発的な戦闘が続く可能性も否定できません。軍事的な支配領域が変わるたびに、市民生活やインフラへの影響が懸念される状況が続いています。
日本の読者が押さえておきたいポイント
- スーダン軍は、RSFが2023年4月中旬から掌握してきたハルツーム国際空港を奪還したと発表しました。
- 首都圏南部のJabal Awliya市にあるRSFの主要キャンプ「Taiba Al-Hasanab」も制圧し、「ハルツームでの最後の拠点」と位置づけています。
- RSF勢力は首都内で小規模な拠点として残っているとされ、今後の掃討作戦の行方が焦点となります。
首都ハルツームの戦況が新たな段階に入ったとの見方が広がる一方で、市民の安全確保と政治的な解決への道筋は依然として見通せません。スーダン情勢が今後どのように推移するのか、引き続き注視が必要です。
※本記事は、SAF関係者や報道官の発言を伝えたアルジャジーラおよび新華社通信の報道内容にもとづき、2025年12月8日時点の情報を整理したものです。
Reference(s):
Sudanese army takes control of Khartoum airport, other strategic sites
cgtn.com








