米学生が中国本土へピックルボールツアー スポーツで広がる文化交流 video poster
急成長中のスポーツ、ピックルボールを通じて、アメリカの学生たちが中国本土を巡るツアーに参加しました。ことし4月に始まったこの試みは、スポーツを軸にした新しい文化交流として注目されています。
世界で広がる新スポーツ「ピックルボール」
ピックルボールは、テニスやバドミントン、卓球の要素を組み合わせたラケットスポーツです。比較的やさしいルールと軽いラケットのおかげで、幅広い世代が楽しめるのが特徴とされています。
近年、ピックルボールは「世界で最も成長が速いスポーツの一つ」と言われるほど人気が拡大しています。アメリカだけでなく、中国本土を含む各地でプレー人口が増え、専用コートやクラブも次々と生まれています。
4月9日、米学生チームが中国本土ツアーを開始
ことし4月9日、水曜日。アメリカの学生たちによるピックルボールツアーが中国本土でスタートしました。学生たちは中国各地を巡り、現地のプレーヤーとコートを共にすることで、競技レベルの向上と相互理解の促進を目指しています。
CGTNのオーウェン・フェアクロウ記者は、この動きを「ピックルボールのルーツにさかのぼる深い文化交流の伝統を受け継ぐもの」と伝えています。ピックルボールは、誕生当初から家族や友人同士の交流を大切にしてきたスポーツとされており、今回のツアーもその流れの中に位置づけられています。
スポーツがつなぐ、ことばの壁を越えた対話
言語や政治、価値観の違いがあるなかでも、スポーツは同じルールを共有し、一緒にプレーすることで自然な対話を生み出します。ピックルボールはコートのサイズが比較的コンパクトで、プレーのテンポも速すぎないため、試合の合間に会話が生まれやすいというメリットがあります。
今回のような学生ツアーは、単なる試合や技術指導にとどまらず、互いの学生生活や将来の夢について語り合う場にもなり得ます。こうした小さな対話の積み重ねが、国と国のイメージをゆっくりと変えていく可能性を持っています。
なぜ今、ピックルボールによる交流なのか
従来、国同士の交流といえばサッカーやバスケットボールなどメジャースポーツが中心でした。そこに、比較的新しいピックルボールが加わることで、これまでスポーツ交流の現場に立つ機会が少なかった人たちにもチャンスが広がりつつあります。
急成長する新スポーツであるからこそ、アメリカの学生と中国本土のプレーヤーは、ほぼ同じタイミングで競技に取り組んでいる場合も多いと考えられます。どちらかが一方的に教える関係ではなく、互いに学び合う関係を築きやすい点も、ピックルボールによる交流の特徴です。
私たちにとっての意味──日常から始まる国際交流
今回の米学生によるピックルボールツアーは、遠い世界の出来事のように感じられるかもしれません。しかし、身近な公園やスポーツクラブで新しいスポーツに触れ、海外から来た人と一緒に汗を流す機会をつくることは、日本にいる私たちにも十分可能です。
スポーツは、ニュースだけでは見えにくい相手国の「ふだんの顔」を知るための窓にもなります。ピックルボールのような新しいスポーツが、これからどのように国と国、人と人をつないでいくのか。日々の国際ニュースを追いながら、自分の身近なところでできる小さな交流の一歩も考えてみたいところです。
Reference(s):
cgtn.com







