コロンビアで広がる子どもを持たない選択 出生数14%減の背景 video poster
世界各地で出生率が下がり続ける中、2025年現在、コロンビアでも子どもを持たない人生を選ぶ人が増えています。公式統計によると、2024年の出生数は前年より約14%も減少しました。この急激な変化の背景には、どのような価値観や社会状況があるのでしょうか。
世界で進む少子化と黙示録的という言葉
近年、世界的に出生率の低下が続いています。一部の観測筋は、この流れを黙示録的と形容するほど深刻に受け止めています。人口構造の変化は、経済成長や社会保障の仕組みに長期的な影響を及ぼす可能性があるためです。
コロンビアもその例外ではなく、出生数の落ち込みが特に目立つ国のひとつになっています。2024年には、出生数が前年と比べてほぼ14%も減少し、少子化のスピードが加速していることが数字の上からもはっきりと見えてきました。
コロンビアで広がる子どもを持たない人生の選択
コロンビアでは、単に出産の時期を先送りにするだけでなく、あえて子どもを持たないというライフスタイルを選ぶ人が増えているとされています。これは、結婚や出産を人生の前提とみなす価値観が揺らぎ、多様な生き方が認められつつあることの表れでもあります。
こうした変化は、都市部を中心に広がる傾向があります。教育を受け、キャリアや自己実現を重視する人たちの間で、子育てに人生の多くを割くよりも、自分の時間や自由を大切にしたいという考え方が支持を集めています。
なぜ子どもを持たない選択が増えているのか
コロンビアで出生数が大きく減った背景として、次のような要因が考えられます。
- 経済的不安と負担感:生活費や住宅費、教育費などが重く感じられる中で、子どもを持つには余裕がないと感じる人が増えているとみられます。
- 働き方とキャリアの優先:仕事や学びの機会を得た人ほど、出産や子育てによってキャリアや自由が制約されることを懸念しやすくなります。
- 価値観の多様化:結婚・出産を当たり前とする社会的な圧力が弱まり、子どもを持たないこともひとつの選択と考える人が増えています。
- 将来への不透明感:社会や国際情勢、環境問題など先行きへの不安が強いほど、子どもをこの世界に迎え入れることに慎重になる人もいます。
これらの要因は、コロンビアだけでなく多くの国や地域で共通して見られる傾向でもあります。その意味で、コロンビアの少子化は世界的な流れの一部だと言えます。
持たないことを選ぶ人々の声にどう向き合うか
子どもを持たないという選択は、必ずしも否定的なものではありません。むしろ、自分の人生を自分で設計しようとする前向きな意思決定と捉えることもできます。重要なのは、その選択が経済的・社会的な制約による諦めではなく、情報と選択肢にアクセスしたうえでの自由な決定であるかどうかです。
一方で、出生数の急減は、社会全体にとっては長期的な課題を突きつけます。人口構造の変化は、労働力不足や高齢者のケアの担い手不足などをもたらす可能性があります。そのため、産むか産まないかという個人の選択を尊重しつつ、子どもを持ちたいと望む人が安心して子育てできる環境づくりも同時に求められます。
日本からコロンビアの少子化をどう見るか
日本でも少子化が続き、社会保障や地方の人口減少が大きなテーマになっています。コロンビアのように、別の文化や歴史を持つ国で同様の課題が表面化していることは、日本の読者にとっても示唆的です。
なぜ人は子どもを持たなくなっているのかという問いは、単に出生数の問題にとどまりません。働き方、ジェンダー平等、家族のあり方、社会の将来像など、さまざまな論点が交差します。コロンビアの事例をきっかけに、自分や身近な人の生き方、そして社会の在り方を改めて考えてみることが求められているのかもしれません。
こうしたコロンビアの変化については、現地からミシェル・ベゲ氏が伝えています。少子化の最前線で何が起きているのかを知ることは、世界と自分自身のこれからを考える手がかりになります。
Reference(s):
cgtn.com








