バンクーバーで車が人混みに突入 警察「テロではない」と説明
カナダ西部の都市バンクーバーで現地時間の土曜日、ストリートパーティーの会場に車が突っ込み、複数の死者が出ました。現地警察はその後、今回の出来事をテロ行為とはみなしていないと説明しています。
バンクーバー警察は日曜未明、SNS「X」への投稿で「現時点で、この事件がテロ行為だとは考えていない」との認識を示し、市民に冷静な対応を呼びかけました。
事件の概要:にぎわう路上を車が襲う
警察によると、車はバンクーバー市内で開かれていたストリートパーティーの人混みに突入し、複数の参加者が死亡しました。周辺には多くの人が集まっていたとみられ、現場は一時騒然となったと伝えられています。
詳細な死傷者数や、運転していた人物の身元などは、現時点では明らかにされていません。警察は現場検証や関係者への聞き取りを進め、事故か意図的な行為かを含めて、経緯の解明を急いでいるとみられます。
警察「テロではないと確信」 なぜ早期に否定したのか
バンクーバー警察はXの投稿で、「この事件はテロ行為ではないと確信している」と明言しました。重大な死傷者が出たにもかかわらず、当局が早い段階でテロの可能性を否定したことは注目されます。
車による事件でまず疑われる「テロ」
近年、世界各地で車両を使って人混みに突っ込む事件が相次いだことで、大規模イベントで似たような事故や事件が起きると、「テロなのかどうか」が真っ先に問われる傾向があります。
- 車が人混みに向かうという形が、計画的な攻撃と重なりやすい
- SNSやメディアを通じて速報が広がり、不確かな憶測が出やすい
- 市民の不安に早く対応するため、当局はテロとの関係をできるだけ早く説明する必要がある
今回、警察が「テロではない」と明言したことで、市民の間に広がる過度な不安や、特定の集団への偏見が拡大することを抑えたい狙いもあったと考えられます。
残る疑問点:原因と背景はどこまで解明されるか
一方で、「テロではない」とされたからといって、事件の重大さが軽くなるわけではありません。複数の命が奪われたという事実は重く、なぜ車が人混みに突っ込んだのかという問いは残り続けます。
一般的に、この種の事件では次のような点が捜査の焦点になります。
- 運転者の健康状態や飲酒・薬物の有無
- 車両の故障やブレーキの不具合など、技術的な問題の可能性
- 個人的なトラブルや感情に基づく行為など、テロ以外の故意の可能性
今後、こうした点がどこまで明らかにされるかによって、被害者や遺族への説明責任の果たし方や、再発防止策の内容も変わってきます。
日本の読者への視点:大規模イベントと安全をどう考えるか
今回のバンクーバーの事件は、海外の出来事であっても、日本で開かれるフェスティバルや歩行者天国、花火大会などの安全対策を考えるきっかけにもなります。
大勢が集まる場では、次のような点を意識することが、自分や周囲の安全を守る一助になります。
- 車両が進入できそうな場所や動線をあらかじめ把握しておく
- 異変を感じたら、周囲に流されず早めにその場を離れる
- SNSで流れてくる未確認情報に振り回されず、公的機関の発表を確認する
2025年12月8日現在、分かっているのは「ストリートパーティーに車が突っ込み複数の死者が出たこと」と、警察が「テロではない」との見方を示していることだけです。今後、当局からどのような説明がなされるのかを見守りつつ、私たちも「海外ニュース」として受け流すのではなく、日常の安全をどう高めるかという視点から考えてみることが求められているのかもしれません。
Reference(s):
Vehicle hitting crowd 'not an act of terrorism,' Vancouver police say
cgtn.com








