ルビオ米国務長官、パキスタン軍トップと協議 インドとの緊張緩和を呼びかけ
インドとパキスタンの軍事的な緊張が高まるなか、米国のマルコ・ルビオ国務長官がパキスタン軍トップと直接協議し、双方にエスカレーション(事態の拡大)を避けるよう呼びかけました。
ルビオ米国務長官、パキスタン軍トップと電話協議
米国務省の報道官によりますと、ルビオ米国務長官は金曜日、パキスタン陸軍参謀長のアシム・ムニル将軍と電話で協議しました。ルビオ氏はインドとパキスタン双方に対し、緊張を和らげる方法を見いだすよう促したとされています。
米国務省の報道官によれば、ルビオ氏は将来の衝突を避けるために建設的な対話を始めることができるよう、米国として支援を提供する用意があると申し出たということです。
パキスタン「インドへの軍事作戦を実施」
こうした外交的な動きの一方で、パキスタンは土曜日未明にインドに対する軍事作戦を開始したと発表しました。複数の基地を標的とし、その中にはインド北部にあるミサイル貯蔵施設も含まれていたとしています。
両国の戦闘は、ここ約30年で最も激しい水準に達しているとされ、インド・パキスタン関係は大きな岐路に立たされています。
核保有国どうしの緊張が意味するもの
インドとパキスタンはいずれも核兵器を保有しており、両国間の軍事的緊張の高まりは、地域だけでなく国際社会にとっても重大な懸念となります。小規模な衝突が拡大すれば、誤算や偶発的なエスカレーションにつながるおそれがあるためです。
今回、ルビオ国務長官が軍事作戦の前日にパキスタン側と連絡を取り、対話を後押しする姿勢を示したことは、米国がインド・パキスタン双方に自制を促すメッセージと受け止められます。
これから注目したい3つのポイント
- インド・パキスタン双方の反応:今回の米国の呼びかけに対し、両国がどの程度、緊張緩和に向けた姿勢を示すのかが重要です。
- 軍事行動の拡大リスク:パキスタンが発表した軍事作戦に対し、インド側がどのように対応するかによって、戦闘が限定的にとどまるのか、さらなる拡大に向かうのかが左右されます。
- 国際社会の関与:米国以外の国や国際機関が、対話の仲介や緊張緩和に向けた働きかけを強めるのかどうかも、今後の行方を占う材料となります。
インドとパキスタンの動きは、日本を含む世界の安全保障や経済にも間接的な影響を与えうるテーマです。日々のニュースを追いながら、「どの国が何を目指して動いているのか」という視点を持つことで、複雑な国際情勢も少し立体的に見えてきます。
Reference(s):
cgtn.com








