ITTF会長選で2票差の再選 連盟は選挙手続きの正当性を強調
ITTF会長選をめぐり疑義 連盟は「規約通り」と反論
国際卓球連盟(ITTF)の会長選で、2票差という接戦の結果をめぐり手続きへの疑義と議事妨害が起きました。ITTFは声明で選挙の正当性を強調し、同時に調査と再発防止策に乗り出す方針を示しています。
- スウェーデンのペトラ・ソーリング氏がITTF会長に再選
- 点呼方式の投票手続きに対し、参加者から疑義が提示
- 外部からの妨害で年次総会が一時中断、ITTFは調査を表明
2票差での再選 ペトラ・ソーリング氏が続投
ITTFによりますと、スウェーデン出身のペトラ・ソーリング氏は、ドーハで行われた年次総会における会長選で再選されました。ソーリング氏は104票を獲得し、対立候補であるハリル・アルモハナディ氏は102票にとどまり、その差はわずか2票でした。
国際スポーツ団体のトップを決める選挙としては、きわめて僅差の結果であり、今後の連盟運営や加盟協会との関係にも注目が集まります。
投票手続きへの疑義と議事妨害 ITTFは「厳格に規約を順守」と説明
会長選は点呼方式による投票プロセスで進められましたが、その過程で参加者から手続きに対する疑義が示されました。さらに、外部の人物による妨害行為が発生し、年次総会は一時的に中断を余儀なくされたとされています。
こうした状況を受け、ITTFは木曜日に声明を発表しました。声明では、会長選のプロセスはITTFの憲章および諸規程に「厳格に」従って実施されたものであり、各加盟協会の権利も「完全に尊重された」と強調しています。また、連盟は不正を示す「根拠のない疑惑」を退ける姿勢を示しました。
手続きへの疑義と、それに対する組織側の強い反論が並行して示されたことで、選挙の正当性と透明性をめぐる議論はしばらく続きそうです。
ITTFが調査を表明 責任の所在と再発防止が焦点に
ITTFは同じ声明の中で、今回の議事妨害について責任の所在を明らかにするため、調査を行う方針も打ち出しました。あわせて、今後同様の妨害行為が起きないよう、再発防止のための具体的な措置を講じるとしています。
国際競技連盟にとって、選挙プロセスの透明性と総会運営の安全性は、競技そのものの信頼性とも深く結びつくテーマです。わずか2票差の結果に疑義と混乱が重なった今回の事例は、スポーツ団体がどのようにガバナンス(組織統治)を強化し、加盟団体やファンの信頼を確保していくのかという問いを改めて突きつけています。
今後の調査の進み方や、ITTFがどのような再発防止策を示すのかは、卓球界だけでなく、他の国際スポーツ団体にとっても参考となる可能性があります。スポーツ界の民主的な意思決定を守るには何が必要なのか、引き続き注視していく必要がありそうです。
Reference(s):
cgtn.com








