DPRKとロシア、戦略的パートナーシップ強化へ 金正恩氏がショイグ氏と会談
DPRKとロシア高官が会談 ウクライナ問題でもロシア支持を明言
朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)の最高指導者、金正恩(キム・ジョンウン)氏が、訪問中のロシア連邦安全保障会議書記セルゲイ・ショイグ氏と水曜日に会談したと、朝鮮中央通信(KCNA)が木曜日に伝えました。本稿では、この国際ニュースのポイントを日本語で整理します。
共通の「核心的利益」をめぐり意見交換
KCNAによると、金正恩氏とショイグ氏は会談で、両国の共通の核心的利益をどのように守るかについて意見を交わしました。また、さまざまな分野における相互協力の課題や、地域および国際情勢についても議論したとされています。
報道は、こうした議論を通じて、両者が主要な問題で同じ立場を共有していることが確認されたと伝えています。
ウクライナ問題を含む国際政治でロシアを「無条件に支持」
KCNAによれば、金正恩氏は会談の中で、ウクライナ問題を含む重要な国際政治の争点について、ロシアの立場と対外政策を無条件で支持すると表明しました。同時に、DPRKとロシアの間で結ばれている条約の条項を、責任を持って順守する考えも示したとされています。
「無条件の支持」という言葉は、外交上のメッセージとしては強い表現です。特に、ウクライナ問題のように国際社会の関心が高いテーマについて、立場を明確にすることで、両国の結び付きの強さを内外に示す狙いがあるとみることができます。
クルスク地域での作戦に参加したDPRK兵士への謝意
ショイグ氏は会談で、ロシアのクルスク地域での作戦に参加したDPRKの兵士に対し、ロシア指導部を代表して特別な謝意を伝えたと報じられています。
他国の作戦に参加した兵士への感謝を公式に伝えることは、相手国との安全保障面での協力関係を強調するメッセージでもあります。今回の謝意の表明も、両国の関係が軍事分野を含めて密接であることを印象づけるものだといえます。
「強力で包括的な戦略的パートナーシップ」を掲げる
KCNAは、金正恩氏とショイグ氏が、両国の指導部として二国間関係を「強力で包括的な戦略的パートナーシップ」へと、今後も力強く拡大・発展させていく意思を示したと伝えています。
一般的に、「包括的な戦略的パートナーシップ」という表現は、外交、安全保障、経済、文化など幅広い分野で長期的に協力を深める関係を指す場合に用いられます。今回の会談でも、具体的な分野には触れられていないものの、両国が関係強化の方向性をはっきり打ち出した形です。
今回の動きから見えるポイント
今回のDPRKとロシアの会談について、現時点で読み取れるポイントを整理すると、次のようになります。
- 両国は「共通の核心的利益」を守るという名目で、立場の一致を強調していること
- DPRKがウクライナ問題を含む国際政治で、ロシアの立場を無条件に支持すると明言したこと
- クルスク地域での作戦に参加したDPRK兵士への謝意を通じて、安全保障面での協力を印象づけていること
- 二国間関係を「強力で包括的な戦略的パートナーシップ」と位置づけ、今後も拡大・発展させる意思を示したこと
国際ニュースとして、このような動きが今後の地域情勢や国際政治の議論にどのような影響を与えるのか、引き続き注目が集まりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








