オーストラリア経済成長が0.2%に減速 2025年1〜3月期GDP
オーストラリアの2025年1〜3月期の経済成長率が前期比0.2%増にとどまり、予想よりも弱い伸びとなったことが分かりました。資源大国であるオーストラリアの減速は、世界経済やアジアの景気を考えるうえでも押さえておきたいニュースです。
2025年1〜3月期GDPは前期比0.2%増に減速
オーストラリア統計局の国内総生産(GDP)統計によると、2025年1〜3月期の実質GDPは前期比で0.2%増となりました。これは、2024年10〜12月期の0.6%増から大きく伸びが鈍ったかたちです。
前年同期比では1.3%増となり、プラス成長は維持したものの、力強さには欠ける結果となりました。
- 2025年1〜3月期:前期比+0.2%
- 市場予想:前期比+0.3%
- 前年同期比:+1.3%
- 2024年10〜12月期:前期比+0.6%
結果は、民間エコノミストがおおむね見込んでいた0.3%増を下回り、「予想以上の減速」といえる内容になりました。
なぜ0.2%が重く見られるのか
四半期の成長率が0.2%という数字だけを見ると、小さな変化に思えるかもしれません。しかし、前の四半期から伸びが半分以下になっていること、さらに予想を下回ったことから、オーストラリア経済の勢いがやや弱まっているとの見方が意識されやすくなります。
GDPは、国内で生み出されたモノやサービスの付加価値の合計を示す指標で、その国の経済規模や景気の強さを測る基本データです。四半期ごとの伸びが鈍ると、企業の投資意欲や雇用、家計の消費に慎重なムードが広がりやすくなります。
日本の読者にとっての意味
オーストラリアは資源輸出国として、アジア経済と強く結びついています。日本の企業や投資家にとっても、その成長ペースは無関係ではありません。
押さえておきたいポイント
- 資源価格やアジアの需要に敏感なオーストラリアの成長は、世界景気の体温計のような役割を持つことがあります。
- 成長の減速が一時的なものかどうかは、今後の四半期のデータを重ねて見ることで判断していく必要があります。
- 各国の中央銀行による金融政策やインフレの動きが、これからの成長率を左右する重要な要因になります。
今回の0.2%という数字は、オーストラリア経済が依然として成長はしているものの、その歩みが慎重なものになってきていることを示しています。日本から世界経済を眺めるうえでも、こうした小さな変化を早めに捉えておくことが、次の一手を考えるヒントになりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








