成都ワールドゲームズでケーブルウェイクボードが主役に 新興スポーツの現在地 video poster
2025年8月、中国四川省の省都・成都で開催された国際総合競技大会「ワールドゲームズ」で、ケーブルウェイクボードという水上スポーツが大きな注目を集めました。オリンピックにはまだ採用されていない新興競技が集まるこの大会で、なぜケーブルウェイクボードが「主役」の一つになったのでしょうか。
成都で開催された国際スポーツイベント「ワールドゲームズ」
ワールドゲームズは、多様なスポーツが一つの都市に集まる国際大会です。2025年大会は中国四川省の省都・成都で行われました。
大会には、将来オリンピック種目に加わる可能性のある競技も含め、幅広い競技がラインナップされています。
- 既存のオリンピック競技にはないスタイルやルールを持つスポーツ
- 若い世代を中心に人気が広がるアーバンスポーツやエクストリームスポーツ
- 国や地域ごとに強みの異なるニッチな競技
こうした「多様性」が集まる場であることが、ワールドゲームズの大きな特徴です。現地の様子は、中国の国際メディアCGTNのダン・ウィリアムズ記者も伝えています。
ケーブルウェイクボードとはどんな競技か
今回のワールドゲームズで特に注目されたのが、ケーブルウェイクボードです。水上スキーとスノーボードの要素をあわせ持つような競技で、ボードに乗った選手が水面を滑りながらジャンプやトリック(技)を繰り出します。
一般的なウェイクボードはボートに引っ張られて行いますが、ケーブルウェイクボードは、その名の通りワイヤーケーブルに引かれて滑走するスタイルです。
- 湖や人工池の上に張られたケーブルに、一定速度で引っ張られる
- 水面や設置された障害物(レールやボックス)を使ってジャンプや回転技を披露する
- スピード感とダイナミックな空中技で、見ている人にも分かりやすい迫力がある
ボートを使わないため、限られたスペースでも多くの選手が繰り返し滑ることができるのも特徴です。
なぜケーブルウェイクボードが「主役」になったのか
ワールドゲームズのような国際大会では、多くの競技が同時に行われます。その中でケーブルウェイクボードが存在感を放った背景には、いくつかのポイントがあります。
- 視覚的なわかりやすさ:ジャンプや回転技が一目で「すごい」と分かり、ルールを詳しく知らなくても楽しめる
- 映像映えする競技性:スロー映像や空撮と組み合わせることで、短い動画クリップでも魅力が伝わりやすい
- 若い世代との親和性:スケートボードやスノーボードと近いカルチャーを持ち、SNSでの拡散とも相性が良い
こうした要素が重なり、会場だけでなくオンラインでの注目も集めやすい競技として、ケーブルウェイクボードは「中心的な存在」となりつつあります。
ワールドゲームズは「オリンピック候補」のショーケース
ワールドゲームズには、将来的にオリンピック種目に採用される可能性のある競技も含まれています。大会そのものが、世界の観客やスポーツ関係者に向けた「新しい競技のショーケース」となっているのです。
ケーブルウェイクボードのような新興スポーツにとって、ワールドゲームズは次のような意味を持ちます。
- 国際大会としての競技運営や採点方法を試す場になる
- 各国の選手層や競技レベルを確認できる
- 中継や配信を通じて、どれだけ観客を引きつけられるかを示す機会になる
オリンピック種目入りを目指すかどうかにかかわらず、世界に自分たちの競技の魅力を伝えるうえで、ワールドゲームズの舞台は重要なステップだと言えます。
成都発、新しいスポーツ文化の広がり
2025年大会の開催地となった成都は、中国内陸部を代表する大都市です。ここでワールドゲームズが開かれたことは、多様なスポーツ文化がアジア各地に広がっていることを象徴する出来事でもあります。
特にケーブルウェイクボードのような水上スポーツは、専用施設の整備が進めば、都市部でも楽しみやすい競技です。アジアのさまざまな地域で、今後こうした新しいスポーツを体験できる場が増えていく可能性があります。
私たちの「見るスポーツ」はどう変わるか
オリンピックだけでなく、ワールドゲームズのような国際大会に目を向けると、「スポーツの世界はここまで広がっているのか」と気づかされます。
通勤時間やスキマ時間に、動画配信やハイライトでケーブルウェイクボードの演技をチェックしてみると、新しい「推し競技」が見つかるかもしれません。ニュースをきっかけに、自分のスポーツ観を少し広げてみる。そんな楽しみ方ができるのも、ワールドゲームズという大会の面白さの一つです。
Reference(s):
cgtn.com








