イスラエルとイランが停戦発効直前にミサイル応酬 市民にも被害
2025年6月24日の報道によると、イスラエルとイランは停戦が発効する直前まで互いにミサイルを撃ち合い、市民に犠牲が出るなかで停戦に入りました。本記事では、その一連の動きをコンパクトに整理します。
停戦発効直前まで続いたミサイル応酬
報道によれば、停戦が始まる直前の火曜未明にかけて、イスラエルとイランが相次いでミサイル攻撃を行いました。イスラエル軍は、イラン側から6波にわたってミサイルが発射されたと発表しています。
イスラエル南部ベエルシェバで4人が死亡
イスラエルの救急サービス機関マゲン・ダビド・アドムによると、南部都市ベエルシェバでミサイル攻撃により4人が死亡しました。これは、ドナルド・トランプ米大統領が月曜遅くにイスラエルとイランの停戦を発表して以降、イスラエルで確認された最初の死者とされています。
イラン側でも住宅街に被害 ギラン州で9人死亡
イラン側でも、首都テヘランの北部と中心部で夜通し爆発が続いたと伝えられています。さらに、北部ギラン州の住宅ビルがイスラエルの攻撃を受け、少なくとも9人が死亡したと、副知事がイランのタスニム通信に語りました。
イランの最後の一斉発射と停戦の発効
イランのSNN通信によると、テヘランは停戦発効前に「最後のミサイル攻撃」を行ったと報じられています。つまり、停戦が効力を持ち始める直前のぎりぎりのタイミングまで、ミサイルの応酬が続いていたことになります。
トランプ米大統領の呼びかけと停戦後の動き
停戦が正式に発効したタイミングで、トランプ米大統領は自身のSNSプラットフォーム「Truth Social」に、「THE CEASEFIRE IS NOW IN EFFECT. PLEASE DO NOT VIOLATE IT!(停戦はすでに発効している。どうか破らないように)」と投稿し、停戦順守を強く呼びかけました。イスラエルの空港当局は、停戦発効にあわせて自国の空域を再開したと発表しており、少なくとも航空の面では緊張が一定程度緩和されたことがうかがえます。
市民が直撃を受けるミサイル戦の現実
今回の報道からは、国家間の軍事衝突が、前線だけでなく一般の市民生活を直接おびやかしている姿が浮かび上がります。南部ベエルシェバやイラン北部ギラン州のように、住宅ビルや都市部が攻撃を受ければ、避難の時間もほとんどないまま命が奪われてしまいます。
停戦合意があっても、その直前まで攻撃が続く構図は、合意そのものの脆さや、現場の緊張の高さを示しています。SNSで各国の指導者のメッセージが瞬時に拡散されるいま、私たちは何が事実で、何が政治的なメッセージなのかを意識しながら情報を受け止める必要がありそうです。
イスラエルとイランの停戦は、一時的な緊張緩和であっても、多くの市民の犠牲の上に成り立っているという事実があります。2025年12月の現在、私たちはこの出来事を振り返りながら、中東情勢をどのような視点で見ていくのかを改めて考えることが求められています。
Reference(s):
cgtn.com








