ロシアがキーウに無人機攻撃 23人負傷 トランプ氏、ゼレンスキー氏と協議へ
ウクライナ首都キーウがロシア軍の大規模な無人機攻撃を受け、少なくとも23人が負傷しました。鉄道インフラにも被害が出るなか、ドナルド・トランプ氏がゼレンスキー氏と協議する予定だと伝えられています。
ロシアの無人機攻撃、キーウで23人負傷
現地当局によりますと、キーウは金曜日未明から夜通し続いた無人機攻撃を受け、少なくとも23人が負傷しました。そのうち14人が病院に搬送されたと、市長のビタリ・クリチコ氏が通信アプリのテレグラムで明らかにしました。
攻撃により、市内各地の建物や車両が炎上し、医療施設にも被害が出ました。市当局は、住民に対し避難場所の活用と最新情報の確認を呼びかけています。
8時間以上続いた空襲警報と市内各地の被害
ウクライナ空軍によりますと、キーウでは空襲警報が8時間以上にわたって鳴り続け、複数回にわたる攻撃が行われました。空軍は、今回の攻撃の主な標的がウクライナの首都キーウだったと説明しています。
キーウ市によると、被害は市を二分するドニプロ川の両岸に広がり、10の行政区のうち6区で損壊が確認されました。緑が多いホロシーイウスキー地区では、落下した無人機の残骸が医療施設に引火し、火災が発生しました。
鉄道インフラにも被害、列車に遅れ
ウクライナ国営鉄道ウクルザリズニツィアは、今回の攻撃でキーウ市内の鉄道インフラが損傷したとテレグラムで発表しました。これにより複数の旅客列車が別ルートへの迂回を余儀なくされ、一部の列車で遅延が発生しているということです。
同社は、乗客の安全確保と運行の継続に努めているとしつつ、利用者に対しては最新の運行情報を確認してから移動するよう呼びかけています。
ウクライナ空軍「多数の無人機とミサイルを迎撃」
ウクライナ空軍によりますと、ロシア側はウクライナの領域に向けて無人機539機とミサイル11発を発射しました。このうち、ウクライナ側は478の飛翔体を撃ち落としたとしています。
空爆は国内8カ所で確認され、合計でミサイル9発と無人機63機による攻撃が記録されたと空軍は説明しています。詳細な被害状況については、現在も確認作業が続いています。
東部ポクロフスク周辺で5人死亡
一方、木曜日の夜遅くには、東部の都市ポクロフスクとその周辺地域へのロシア側の砲撃により、5人が死亡したとウクライナ側は伝えています。ポクロフスクは、ここ数カ月にわたりロシア側の攻撃が続いている重要な拠点とされています。
トランプ氏とゼレンスキー氏、協議の見通し
今回の無人機攻撃が続く中で、ドナルド・トランプ氏がウクライナのゼレンスキー氏と協議を行う見通しであると報じられています。具体的な日程や協議内容については、現時点で詳しくは伝えられていません。
戦闘が長期化するなかで、世界の主要な政治関係者による対話の行方は、今後の情勢を考えるうえで注目を集めそうです。
今回のニュースから見えるポイント
- 首都キーウが主な標的となり、市民23人が負傷するなど都市部の被害が拡大していること
- 鉄道インフラへの打撃により、軍事面だけでなく市民の移動や物流にも影響が広がっていること
- 無人機やミサイルを大量に用いた長時間の攻撃が、この数週間で頻度と規模を増していると伝えられていること
- 東部ポクロフスク周辺での死者発生など、前線だけでなく広い地域で被害が続いていること
- トランプ氏とゼレンスキー氏の協議が、今後の外交的な動きにどのような影響を与えるのか不透明なままであること
2025年12月8日現在、ウクライナ各地では空爆と砲撃による被害が相次いで報告されています。無人機やミサイルによる攻撃が続く中で、軍事面だけでなく、市民生活やインフラをどのように守っていくのかが、今後も大きな焦点となりそうです。
Reference(s):
Russia's drone attack on Kyiv wounds 23; Trump to speak with Zelenskyy
cgtn.com








