米中東特使ウィトコフ氏、欧州・ドーハ訪問へ ガザ60日停戦案を協議
ガザをめぐる国際ニュースで新たな動きです。米国の中東担当特使スティーブ・ウィトコフ氏が、イスラエルとガザ情勢に関する停戦協議のため、今週ヨーロッパとカタールを訪問する予定で、60日間の停戦案の実現に向けた調整を加速させようとしています。
- 米中東特使ウィトコフ氏が今週ヨーロッパへ出発予定
- ローマでイスラエルとカタールの高官とガザ停戦を協議
- 進展があればドーハに移動し、60日間の停戦案で合意を模索
- ガザではイスラエル軍の軍事攻撃により人道危機が深刻化
- ことし3月18日の空爆でパレスチナ人400人以上が死亡し、直近の停戦は終了
米中東特使、ローマでイスラエル・カタールと協議
米政府当局者によりますと、米国の中東担当特使スティーブ・ウィトコフ氏は、イスラエルのガザでの軍事作戦などをめぐり協議するため、今週ヨーロッパを訪問します。ウィトコフ氏はガザでの停戦実現に向けた働きかけを続ける方針だとされています。
米メディアの報道では、ウィトコフ氏は水曜日に出発し、木曜日にイタリアのローマに到着する見通しです。ローマでは、イスラエルのロン・ダーマー戦略問題担当相や、カタールの特使級高官と会談し、ガザ情勢と停戦に向けた枠組みについて意見を交わすと伝えられています。
進展あればドーハで合意を模索
報道によりますと、ローマでの協議で十分な進展があった場合、ウィトコフ氏は週末にかけてカタールの首都ドーハに移動し、合意の最終的な取りまとめを目指す可能性があります。
ウィトコフ氏の一連の訪問は、ヨーロッパと中東を行き来する形で当事者間の溝を埋めようとする動きであり、ガザ停戦に向けた米国の外交努力が新たな局面を迎えていることをうかがわせます。
焦点は「60日間の停戦案」
現在、イスラエルとパレスチナの武装組織ハマスとの間では、60日間のガザ停戦案をめぐる協議が進められています。この停戦案は、カタールとエジプトが仲介し、米国が後押ししているとされています。
停戦が実現すれば、イスラエルの軍事作戦が続くガザで、人道支援を拡大するための時間が確保される可能性があります。一方で、停戦期間中の安全の確保や、停戦後のガザの将来像など、簡単には答えが出ない問題も残されています。
これまでに2度の停戦、3月18日に400人以上が死亡
ガザをめぐる戦闘では、これまでに2度の停戦が実現しています。しかし、いずれも長期的な安定にはつながっていません。
直近の停戦はおよそ2か月続きましたが、ことし3月18日にイスラエルの空爆でパレスチナ人400人以上が死亡し、その後、停戦は終了しました。それ以降も軍事衝突が続き、ガザ地区では人道危機が一段と深刻化しているとされています。
日本から見たガザ停戦協議
ガザ情勢や米国の中東外交は、日本から距離のある出来事のように感じられるかもしれません。しかし、紛争と停戦をめぐる動きは、国際社会全体の安定や人道のあり方に関わる重要なテーマです。
ウィトコフ氏の欧州・ドーハ訪問が、60日間の停戦案の実現につながるのかどうか。今後の協議の行方を丁寧に追うことが、世界で何が起きているのかを理解し、自分なりの視点を持つうえでも大切になってきます。
Reference(s):
U.S. Middle East envoy Witkoff to travel to Europe and discuss Gaza
cgtn.com








