国際ニュース:カナダ人観光客が米国よりメキシコを選ぶワケ video poster
2025年、カナダとアメリカ合衆国の貿易摩擦が続くなか、休暇先としてメキシコを選ぶカナダ人観光客が増えています。国際ニュースとしても、北米の力学や人の動きの変化を映す動きとして注目されています。
カナダ人の休暇先が「米国からメキシコへ」シフト
カナダとアメリカの間では、2025年現在も貿易をめぐる緊張が続いています。こうしたなか、今年1月にアメリカでドナルド・トランプ大統領が就任して以降、カナダ人観光客の一部が休暇先としてメキシコを選ぶ動きが強まっていると伝えられています。
メキシコの人気観光地では、2025年に入ってからカナダ人旅行者の数が大きく増加しているとされ、メキシコシティ発の現地リポートでも、その傾向が報じられています。
なぜカナダ人はメキシコを選ぶのか
国際ニュースとしてのポイントは、「なぜ今、行き先が変わりつつあるのか」という点です。背景として、いくつかの要因が重なっているとみられます。
- 貿易摩擦による心理的な影響:政府間で緊張が続くと、観光客の間にも「今は別の場所に行こう」という空気が生まれやすくなります。
- メキシコの観光地としての魅力:ビーチリゾートや歴史的な街並み、食文化など、メキシコはカナダ人にとってもなじみのある休暇先となりつつあります。
- アクセスのしやすさ:カナダ各地からメキシコのリゾート都市への直行便が整い、冬のバカンス先として選びやすい環境が広がっています。
こうした要因が、アメリカではなくメキシコを選ぶ動きを後押ししていると考えられます。
メキシコ観光業にとっての追い風
2025年にカナダ人観光客が増加していることは、メキシコの観光業にとって重要な追い風です。カナダからの旅行者が増えれば、ホテル、レストラン、現地ツアーなどへの支出も増え、観光産業全体の底上げにつながります。
また、特定の国や地域からの観光客への依存度を分散させることは、観光地のリスク管理という意味でも重要です。カナダとの観光交流の拡大は、メキシコにとって安定した観光需要の確保にもつながりそうです。
カナダ・米国関係と「人の動き」のこれから
今回の動きは、貿易摩擦など政府間の関係が、市民レベルの旅行や消費行動にも影響しうることを示しています。一方で、観光や人的交流は、緊張局面にあっても国と国との距離をつなぎ直す役割を果たすこともあります。
カナダ人がどの程度、今後もメキシコを休暇先の有力候補として選び続けるのか。そしてアメリカが観光地としてどう対応し、魅力を発信していくのか――。2025年12月現在、この動きは北米の国際ニュースとして、今後の行方が注目されるテーマとなっています。
私たちがこのニュースから考えられること
休暇でどこへ行くかという一見個人的な選択も、国際情勢や貿易の空気に影響されることがあります。逆に言えば、旅行先としてどの国を選ぶかは、日常のなかで自分なりの国際感覚を反映する行為とも言えます。
北米でいま起きている「カナダ人観光客の行き先の変化」は、私たちが海外旅行を考えるときにも、「価格」や「距離」だけでなく、その国との関係性や社会の空気をどう感じるか、という視点を静かに問いかけています。
Reference(s):
More Canadians are choosing Mexico over the U.S. for their vacations
cgtn.com








